こんにちは。こぱんはうすさくら川口戸塚教室の千葉です!
今日は自立のお話を。
戸塚教室では療育プログラムの中でも「生活訓練」に特に力を入れた教室にしていきたいと思っています。
※もちろん、運動プログラムで体幹を鍛えたり、コミュニケーションのトレーニングも行います!
世間ではよく「生きる力」なんて言葉が叫ばれています。教育の世界でも学力編重の詰め込み教育から、時代を賑わせた「ゆとり教育」へと変わり、そこから言われ始めたこの言葉。
私が勤務していた中学校でもこの「生きる力」をつけさせるための学校教育目標なんてものも掲げておりました。
昔から疑問に思っているのですが・・・
「生きる力」ってなんなんでしょう?
私もギリギリゆとり世代に片足を突っ込んでいる世代ですが、周りの友人を見ても、いまだに洗濯機の使い方を知らない友人もいます。(実家暮らしで、おうちの人にやってもらってるんでしょうね。)炊飯器も使えない友人もいます。
お子様の発達が心配なお母さまたちの思いとしては、「わが子が、親なき後もたくましく生きていけるか」というところが大きくあると思います。
私も自閉症の甥を持つ身として、この先を一人で生きていける力、また一人では難しくても生きていくために誰かに頼れる力を身に着けてほしいと願い、またそんな未来があるのか、ないのであれば作っていきたいと思い、療育の世界に飛び込みました。
「生きる力」には、もちろんコミュニケーションや、多少の読み書き、計算などの知識もあるとは思いますが、児童発達支援・放課後等デイサービスの教室として出来ることを考えたときに、「実物を使用した生活訓練」がきっと必要だと感じました。
学校では箒とちり取りで掃除をしますが、ウチでは掃除機の使い方を練習します!
洗濯機も使って、干したり、畳んだりも練習します!
(コロナの状況が落ち着けば)調理もします!
※野菜を切ったり煮込んだりだけが調理ではないと思っています。レンジでパスタをゆでたり、パックのご飯を温めて、おかずを簡単に用意したり、自分だけのおいしい即席ラーメンを作るコツなんかも身に着けてほしいと思っています。ちなみに私はサッポロ一番の塩ラーメンにくず野菜が最強だと思います。
学校が悪いとは思ってません(何より9年近く働いていた大切な場所ですし、学校・家庭・施設の連携が一番重要だと思ってます。)が、私たちのような施設だからこそ出来るリアルな部分を存分に発揮して、お子様の自立をサポートしていきたい。そう思っています。
アツく語ってしまい、写真の説明を全然していませんでしたね。使い方が誰でもわかるようにとスタッフが用意してくれた視覚化教材です。一つ一つ写真を撮って、実物と同じもので説明している点がGoodですよね。
こういった生活訓練のほかにも、支援員がついついやってしまってあげちゃうことを、戸塚教室ではなるべく排除しながら、自分で出来る事の喜びを、お子様に感じてもらえるよう、全力で1日の流れを見直しております。
ぜひぜひ、興味を持っていただけたらと思います。
長く書きすぎてしまったので、今日はこの辺で失礼します。
教室づくり③~生活訓練~
教室の毎日
20/09/15 17:34