こんにちは😃公認心理師の白石です。
今回は「行動契約」について書いていきたいと思います。
行動契約とは、取り組む行動に関して他人と契約することで実際の行動を高める方法です。
行動契約は、
①取り組む行動や目標
(例:YouTube1日1時間まで、指しゃぶりをやめる、など)
②成功した際のご褒美
(例:欲しかった〇〇を買ってもらえる、好きな〇〇の時間をもらえる!など)
③契約違反のペナルティ
(例:YouTube1週間禁止、好きな〇〇が無くなる、嫌な〇〇をしないといけない、など)
を決定して契約書にして同意のもと署名をします。
そしてそれを見やすい場所に設置して、見直したり、忘れないようにしていくことが大切です。
この契約のルールに例外を持たせると効力がなくなるので、この契約を両者共に守る必要があります。
また本当の契約書のようにしっかりと作成していくといいですね。
お子様と作ってみたけど難しかった。
なかなか難しそう!といった場合は以下のようにしてみるとどうでしょうか?
例えば、指しゃぶりをやめるといった抽象的な目標もいいのですが、もっと具体的な設定にする。
1ヶ月目は1日10回までOKで2ヶ月目から1日5回、などスモールステップにしていくといった方法です。
加えて指しゃぶりをしたくなったら指をさすって、口には何も入れずにもぐもぐさせる、のように行動を消去していくための代替刺激も教えて記入するのも良いでしょう。
それもお子様といろいろ考えて試していくと良いでしょうね。
代わりにどうすればいいか?というところは非常に重要です。
YouTubeの時間数を減らす際に視覚的な刺激が減り、欲することが多いので、代わりに運動的な楽しい刺激を入れるなどのアイデアも重要になるのです。
お子様と代わりにこれだとどう?と聞いたり、実践したりしながら見ていくと観えてくるものもあるかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございます。
療育の話13回「行動契約」
教室の毎日
24/12/04 14:20