こんにちは😃公認心理師の白石です。
今回は「高反応率分化強化と低反応率分化強化」について書いていきたいと思います。
なかなか専門用語で聞きなれない言葉ですが「高反応率分化強化(こうはんのうりつぶんかきょうか)」といいます。
これはある一定の基準以上の成績や行動ができれば誉めたり、報酬を与えてその行動を強化していくことを言います。
例えばお片付けで、全て片付けられなくてもある一定のレベルまで片付けられたら褒めてあげるといったものです。
日本の厳しい伝統的な教育文化とは発想が異なりますので、少しできれば褒めて伸ばすという教育に慣れていくことも大切です。
いつも怒られてたのに、少しやると褒めてくれると嬉しいですよね。
基準を設けるのはなかなか難しいですが、その基準づくりも大切です。
また反対に「低反応率分化強化」というものがあります。
これは問題行動が基準より低ければ褒めたり、強化していくものになります。
例えば、鼻ほじりがいつもより少なければ褒めるといった具合です。
少しでもやったらダメだ!!
というのが伝統教育ですが、世界基準のABAではこういった違いがあります。
どれくらいの基準や褒め方、報酬の使い方が一番良いか?お子様によって異なると思いますので、ちょうど良い対応をしてあげられるといいですね。
療育の話12回「褒めて伸ばす」
教室の毎日
24/11/18 09:54