「安全基地と甘え」について書いていきたいと思います。
お子様にとって安全と思える場所があることは非常に重要なことです。
動物と違い、人間は養育されなければ自分の力だけで生きていくことができない生き物です。(生物学的に長い時間養育が必要)
そのため安全基地は非常に重要になります。
その安全基地に一番なりやすいのが「家族」です。
外でいろいろあっても、お家に帰ってきて安心できる場所が「お家」です。
しかし発達特性や発達障害を持っている場合、それがなかなか実現が困難になることもあります。
家に帰っても怒られている。。。(お母さんも大変です)
逆にほっておくと好き勝手し放題でこまっている。。。。(外への適応にギャップがあり過ぎて難しくなることも)
安心や安全を作ってあげると強く甘えん坊になって。。。
難しいですよね。
ここで重要になってくるのが「バランス」になります。
我が子を受け入れる気持ちをもって安心や安全を確保する。
しかしルールを守らなければやりたい遊びができない。
ルール通り行うと遊びができる(時間が増える)などの設定も重要になります。
行動制御に難しさを感じるお子様も少なくなく、ルールを守る練習をわざわざしないといけないケースもあります。
※お家で好き勝手やって、外でルールを守れている場合はご家族の方針と合っていれば良いですね。
おもちゃは親が管理して、適切な行動やルール通りできたら遊べる仕組みを作った方がよい場合もあります。
特におもちゃがお子様から見えて、自由に使える場所にあると食事中や好き勝手に遊んだりしてしまいます。
厳しさも愛です。
優しい温かい愛もあれば、成長を見込んであえて厳しく接するのも愛です。
その両輪があってバランスが保てると言う方も少なくありません。
お子様が住みよい環境をつくることも安全基地として大切になります。
とくにお家の構造化は大事になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
療育のお話し第20回「安全基地と甘え」
教室の毎日
25/02/14 08:33
