今回は「指示通り動くためのスモールステップ」について書いていきたいと思います。
「うちの子供は指示が聞けない」
「言うことを聞けないし、できないことがある」
そういったお困りごとは少なくないものです。
発達特性のあるお子様たちと接する中で感じることは、「言うことを聞くこと」や「指示通り動くこと」事態の難易度が高すぎる場合があります。
私たちは当たり前にできていたことでも発達障害や特性の強いお子様ではまた違う感覚で難しさを感じているかもしれません。
言うことを聞いて指示通り動くこと為には、
①意識が話す人に向いていること(意識が向いていないと指示が入りません、2つ同時に意識するのが苦手なお子様もいます)
※特に遊びながら聞くというのは聞いているようで聞けないことも多いかもしれません。→話す側もその点を意識してこちらに意識が向いてから話す・指示することで通りやすくなります。
②話している内容が理解できるかどうか(お子様によっては1語文や2語文で話してあげるとわかりやすいお子様もいます)
※必要であればサインやイラストなど視覚的な補助や身体的誘導も有効です。
聴覚で形がない音声で意図を理解するのは私たちが思っている以上に難しいものです
③自分の気持ちの調整(今やっていることややりたいことを我慢したり、切り替えたりして調整する力が必要です)→この練習は療育の中でたくさんしていますね
④指示通り行動する(ほかに興味が行っても行動を継続させる力が必要)→療育で完遂する力と達成感を感じられるように仕組化しています
などが必要になります。
お子様によっては得意不得意もありますし、特性も違います。
療育内ではうまくできても、お家やお外では上手くできないこともあります。
一番難しいのが「お家」ですよね。
親の指示が入る、指示通り動くことは一番難しいことが多いものです。
なのでなかなか難しい場合があります。
その場合、その理解をもとにいろいろな創意工夫をしていくと「指示が通りやすくなる」ことが実現するかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
療育の話21回「指示通り動くためのスモールステップ」
教室の毎日
25/02/28 12:09
