生活道具の「絵カード」と「名前」とを結びつける『受容』の段階の取り組みを終えた後、次のステップとして、絵カードを見て「〇〇」と、ものの名前を言えるようになる『表出』の段階へと進んでいきます🍀
『表出』の段階では、まずセラピストが「これは何?」と質問をし、お子様はカードを見て「〇〇」と名前を答えていただきます。
中には「テレビ(te re bi)」⇒「てびれ(te bi re)」・「てえび(te e bi)」のように音が入れ替わってしまったり、一部不明瞭な発語となってしまうものが言語発達の過程によって出てくることがあります。
音が入れ替わってしまったり、一部の音が抜けてしまう要因として、ご本人が「聞いている音を正しく認識できているか」や、「口腔機能の発達の段階的にその音を発音する為の機能が備わっているか」といった事も関連してきます。
お子様がご自身が発する音を正しく認識できるようになってくる目安の年齢は、おおよそ4歳頃~と言われています。
ですので、私たちは今一歩ずつ発達の階段を上っているお子様に対して
「ちがうね、これは『テレビ』だよ。言ってみて」
のように言い直しを求める事は過度に行わないようにしております。
稀に本当に「言い間違い(誤認識)」のケースもありますが、、発達途中のお子様にとってほとんどの場合、ご本人としては一生懸命「テレビ」と正しく言っているつもりなのです。
てらぴぁぽけっとでは、ことばがなかなか出なかったお子様が今「話すことが楽しい!」と感じてご自身なりに沢山お話してくれている…まずはその行動と思いを褒め、認めていきながら、セラピスト側で「そうだね、テレビだね」と正しい発音をお子様の耳へ届けます😊
正しい、きれいな音を届けていく中で音の認識機能の発達に働きかけ、そして、どのような事が要因となり不明瞭さに繋がっているのか?を探していきます。
ここの段階で『表出』の言い直しを求めてしまう事は、芽生えてきた発語意欲や取り組みへの意欲を低下させてしまい、最終的に『表出』に対する苦手意識が強まり発語が減ってしまう事へと繋がってしまう可能性が出てきます。
『表出』はあくまでも「もの」と「名前」との結びつきを深めて語彙を増やすものとして行い、『明瞭性』については別途『言語模倣』プログラム内の「口形模倣」や「音声模倣」にて取り組みを重ねていきます。
それぞれのプログラムは上記のように、他のプログラムと関連性を持ちながら進んでいくものも多いです。
お子様1人1人の発達段階や成長に繋がるきっかけを分析し、無理なく成長の階段を上っていけるように今後もご支援してまいります😃
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教室の風景:生活道具「表出」プログラムについて
教室の毎日
23/12/26 09:31