「玩具を貸してほしい時」や「欲しいものがある時」「手伝って欲しい時」など、お子様が困りや要求を感じた際に、ことばの成長がゆっくりなお子様で、声やことばよりも先にクレーンや物を投げるなどの「行動」で訴えようとすることがあります😊

そのようなお子様へは、場面に応じて必要な声やことばで伝えられるように『マンド』というプログラムを行っております。

『マンド』とは、「ちょうだい」や「あけて」「～して」のように、要求を表現する言動のことをいいます。

発語がまだないお子様には、「相手の目を見る」事から始め、「何らかの声を出す」「音の数が合う」「セラピストの声やことばを真似する」といったように徐々に取り組みをステップアップさせていきます😃

最初は「あー」でもちろん大丈夫です！　

お声を出せた時は「うわぁ～✨　お声で教えてくれたね～❕　はい、どうぞ。」とお子様の要求に応えていきます。

一方で、声は出ず、クレーンや相手が困る方法で訴えがある時は、要求に応える事は一旦待ち、「お話して」と伝えたり、「あー…？」と声が出やすいようにきっかけを作りながら促します。

このように対応にメリハリをつける事で、「行動ではうまくいかないけれど、声を出して伝えたら沢山褒められて、したい事ができる」とお子様が「声の力」に気づきが芽生えていきます。

よかったら是非、ご家庭でも行なってみてください☺


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