今回はてらぴぁぽけっとの療育の柱となっている、ABA(応用行動分析)をご紹介します😊
ABA(応用行動分析)は、人の行動を科学的に理解し、望ましい行動を増やすための心理学的な方法です。
特に発達障害のある子どもたちのサポートに広く使われており、行動の原因を分析して、適切な対策を取ることで、行動を改善していくことを目指します。
📌ABAの基本的な考え方
ABAは、行動が環境とのやりとりによって作られると考えます。行動の裏には必ず何かしらの原因があり、その行動がどんな結果をもたらすかを理解することが重要です。
ABAの基本的な考え方には、強化、消去、そしてABC分析という要素が含まれています。
1⃣強化
強化は、行動が繰り返される可能性を高める方法です。
たとえば、子どもが宿題を終えたあとに褒められると、その行動が増えるかもしれません。これは、望ましい行動を増やすための効果的な方法です。
2⃣消去
消去は、ある行動に対して期待される結果が得られなくなると、その行動が減ることを指します。
たとえば、子どもが泣いてお菓子を求めたときにあげなければ、その泣く行動は少なくなるでしょう。ただし、最初は一時的にその行動が増えることがあり、これを「消去バースト」と呼びます。
3⃣ABC分析
ABAでは、行動を理解するために「ABC分析」という方法を使います。この分析では、次の3つの要素を明確にします。
A(Antecedent): 行動が起こる前の状況や環境
B(Behavior): 実際に起きた行動
C(Consequence): 行動の結果として起きたこと
このフレームワークを使うことで、どんな環境で特定の行動が起こり、その結果何が得られたのかを理解しやすくなります。
📌ABAの活用例
具体例として、子どもが親の注目を引きたくて泣く場合を考えてみます。
まず、その行動が「親の注目を得たい」という欲求から来ていることを理解します。
このとき、泣かずに適切に注目を求めた際に褒めることで、泣く行動が減り、良好なコミュニケーションが増えていきます。
もう1つの例として、お友だちとおもちゃの取り合いをする場合を考えてみます。
まず、その行動が「自分が遊びたい」という気持ちから来ていることを理解します。この場合、取り合いをせずに「順番に使おう」と伝えた際に褒めることで、取り合いの行動が減り、協力することを学ぶチャンスが増えます。
このように、望ましい行動を促すことで、友達との良好な関係を築く助けにもなります。
ABAの最大の利点は、行動を科学的に理解し、望ましい行動を計画的に増やせる点にあります。
環境とのやりとりを分析し、適切な対策を講じることで、子どもたちの行動を改善し、より良いコミュニケーションや協力関係を築くことができます。
また、強化や消去、ABC分析といった基本的な手法を活用することで、日常のさまざまな場面での行動変容が可能です。
ABAは、特に発達障害を持つ子どもたちの支援において、効果的な方法として広く認められており、日常生活や教育現場で大いに活用されています。
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24/09/17 10:51