今日は療育手帳についてお話をします!!
日本には発達障がいのお子さまと家族を支えてくれる手帳制度があります。
お子さまの育ちを支えたり、教育機関を選ぶ選択肢が増えたり、金銭面での割引や給付などのサービスを受ける事ができます。
手帳の種類は①療育手帳 ②精神障がい者保健福祉手帳があります。
①療育手帳は、知的障がい・発達障がいの方が各種のサービスを受けやすくすることを目的に交付されるものです。
都道府県ごとに手帳の名前が違うので、療育手帳の事を「愛の手帳」・「みどりの手帳」と呼ぶ自治体もあります。
②精神障がい者保健福祉手帳は、精神疾患のある方が申請することができ、取得することで生活や仕事をする上でさまざまなサービスを受けることができます。
障害の程度によって等級が分かれており、交付されるには日常生活や社会生活に支障のある状態が長く続いていることなどが条件となります。
さて、①療育手帳の対象は・・・。
知的障がい者・児、知的障がいを伴う発達障がい者・児(IQ75ないし70以下)の方です。
どんな時に利用するの?
障がい者・児向けの支援制度を利用したい場合、特別支援学校への入学を希望する場合、就労に向けた支援を受けたい場合に利用する事ができます。
どこで申請をするの?
市町村の窓口で申請をします。
(18歳未満は児童相談所、18歳以上は知的障がい者更生相談所で障がいの程度等の判定を受けます。)
どんなサービスが受けれるの?
各種支援制度の利用、国税、地方税の諸控除や各種割引が受けられます。
例:税金の減税・免除、各種交通機関の割引、医療費助成制度、テーマパーク等の割引です。
②精神障がい者保健福祉手帳の対象は、何らかの精神疾患(てんかん、発達障がいを含む)をお持ちの方が対象です。
どんな時に利用するの?
障がい者・児向けの支援制度を利用する場合に使います。
どこで申請するの?
市町村の窓口で申請します。
(各地域の精神派遣福祉センターなどで判定を受けます。)
どんなサービスを受けれるの?
各種支援制度の利用、国税、地方税の諸控除や各種割引を受けられます。
例:税金の減額・免除、各種交通機関の割引等です。
18歳未満はおおむね2年から4年ごと、18歳以上はおおむね10年ごとに更新が必要で、そのたびに診断書が必要になります。
手帳のメリット・デメリット?
メリット①教育の選択肢が広がる ②就労支援を受けられる ③各種サービス・割引を受けられる
不利益・デメリットに関しては上げられていないそうです。
皆様も一度ご検討してみてください。
療育手帳とは?
紹介
23/12/07 18:19