こんにちは。暑さよりも寒さが苦手な高木です。12月になり一層肌寒くなってきましたね。北海道旅行に行ったことを思い出します。海鮮丼がとても美味しかったです。それはさておき・・・
今回はことばのかけかた(おしえる編)について記していこうと思います。
最後まで読むそこのあなたは、ことばの教え方がきっと上達しているでしょう!
突然ですが皆さんに質問です。
言葉を教えたい時に正しいものは3つの内どれになるでしょう。
※答えはひとつではありません。
①「パパ」「ママ」等の覚えさせたい言葉を連呼させる。
②とにかく話しかけて言葉かけ増やす。
③親がことばの先生になる。
正解は・・・・
①②③すべて誤りになります。ひとつずつ解説をしていきますね。
まず①「パパ」「ママ」等の覚えさせたい言葉を連呼させる。についてですが・・・
子どもは基本的に【興味が無いことは耳に入らない】という特徴があります。
皆さんは興味のないことを新しく覚えることは簡単に出来るでしょうか。
子どもも同じように興味のないことを覚えることはとても難しいことになります。
例えば家族と過ごす時間が少ないからといって無理に「パパ」という言葉を教え込もうとしても効果は薄く、覚えることになかなか繋がりません。
②とにかく話しかけて言葉かけ増やす。についてですが・・・
①と同じことがいえます。興味のないことは耳に入りません。
しかし、興味のあること(注意を向けることが出来ること)だと言葉が入っていきやすいといわれています。
例えば、お父さんが家に帰ってきました。それに気づいて、注意を向けたその時なら「パパ」という言葉が自然に耳に入ってきやすいものです。
言葉を教える上で大事な時は【注意を向けたタイミング】になります。
③親がことばの先生になる。についてですが・・・
結論から言いますと【先生ではなく親としての関わり】が一番効果を出しやすいと言われています。
子どもと同じ目線になって、何に興味をもっているのか気づくことが出来る。
それは言葉を教えるスタートラインに立つことが出来たと言えるでしょう。
「ことばを教えよう」と気負いせずに、子どもと同じものを見て、一緒に楽しむつもりで話しかけを始めてみると良いでしょう。
ワンポイントアドバイスとして
【子どもが見ているものについて話す】を心掛けてみて下さい。
子どもが感じているであろう気持ちや物の名前など親が代弁してあげると言葉の数が増えやすくなります。
大事なことは【子どもと同じ目線】で話すこと。
子どもの【言いたいであろう言葉を親が言葉にする】ことになります。
次回は「ことばのかけかた(くらす編)」についてお話していきます。最後までご愛読ありがとうございました。
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#10「ことばのつみき」
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#12「ことばのかけかた(はなす編)」
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言葉のコラム#15【言語聴覚士・高木先生】
教室の毎日
22/12/20 12:44