こんにちは。わくわくキッズルーム佐久平、作業療法士の木内です。
先日、ある児童の母親より学校で子どもが「縄跳び」がうまくできないとの相談を受けました。
わくわくでは作業療法士が2人いて、実際にK君をみて独自の練習ポイントを作成しました。
今回は、縄跳びが苦手な子どもの練習法の一例を簡単に教えたいと思います。
まず、初めから一気に縄跳びをするのではなく、動作を分けて練習して動きに慣れてきたらつなげていきます。
①両足でのジャンプ:
その場で足をそろえて真上にジャンプ
②リズムに合わせてジャンプ:
声かけや手拍子に合わせて一定のリズムでジャンプ
③縄を飛び越えてジャンプ:
床に縄を直線に引き、前後に飛び越えるようにジャンプ
④正しい縄の持ち方・片手で回す:
親指の爪は上から見えるように親指を伸ばして「グッド」の形でグリップを軽く握る
まず、片手で縄を半分に折った状態にして、脇をしっかりしめて手首を上にした状態で回す。出来たらもう反対の片手の練習も。
⑤実際に跳んでみる:
連続して跳ぼうとせず、縄を回して足元にきたら両足で跳ぶ。頭が前に出たり下がったりしないように姿勢に注意。
実際には、K君は学校や家ではなかなか練習をしたがらないということで、わくわくではK君の特性に合わせてモチベーションを上げる工夫として、
「何回できたらゲームクリア!」や「クリアしたら達人、さらには名人」など称号をつけたり、あえてこちらができない姿を見せて一緒に練習して少しでも出来たら褒める、認めるといったことを提案しています。
技術的な指導面とともに精神的なサポートも大切だなぁとつくづく感じました。
K君、あせらず一緒に頑張ろう!
縄跳び跳べるかな?
教室の毎日
23/02/08 11:48