事業所を利用するにあたって、「個別支援計画」というものを保護者の方と相談した上で作成させて頂いています。
その中に特別意識しているわけではありませんが、自分で作った文章の中に「経験」の文字がたくさんあることに先日気付きました。
子どもの支援をする上で、「まず、やってみる」という考えが重要だと考えていることを自身で再認識しました。
以前関わったことのある子の事例を紹介します。
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2歳の男の子。
集団生活の経験はなく、お家で過ごしていました。
言葉の遅れが気になり診察。言語発達遅滞という診断がおりました。当時、大人とも目がなかなか合いませんでした。
3歳の頃、会話が飛び交う子供の集団でも過ごすことになりました。
特に何をしたわけでもないですが、人とのやりとりが増えたことで、みんなが認める「よくお話しする子」になっていました。
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もともと、医療機関でもハッキリと診断があったお子さんが、「おしゃべりな子」として周囲に認知されるまでに1年ほどでなっていました。
発達面での理由がなかったとは思いませんが、過ごす環境や経験があるかないかだけで、子どもの育ちは大きく変わってくるものなんだと当時体感したのを覚えています。
ここでお伝えしたいのは、「何事もまずやってみる」こと。
保護者の皆様や、先生の立場でも「まだ早いかな」「できるかな」「本人が辛くならないかな」と送り出す側の不安もあります。
*スモールステップで少しずつ「やってみる」こと*
子どもたちのその頑張りをこれからも支えていきたいと思います。
経験
教室の毎日
24/03/23 14:31