こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、作業療法士の菊地です。
夏休みに入り、海に行ってきたよ!家族でお出かけしたよ!と楽しい話がたくさん聞こえています!
茶畑教室も毎日楽しく活動していますよ~!
突然ですが、同じ部屋にいて自分は臭いと感じたけれど、他の人は何とも思っていなかったという経験はありませんか?
私は匂いに鈍いようでよくこれと逆のことが起こりますが…(笑)
これは嗅覚の感じ取り方の違いにより起こる現象です。
他にも視覚・触覚・前庭覚・固有感覚などの感覚の受け取り方は人それぞれ異なります。
“過敏”や“鈍麻”ということは誰にでもあることですが、発達障がいのお子さんはこの感じ方に極端な偏りがある場合があります。
感覚の調整に関するトラブルには、
① 感覚探求
② 低反応
③ 感覚過敏
④ 感覚回避
のタイプがあり、今回のブログでは“①感覚探求”について詳しくお話していきます!
感覚探求とは言葉の通り感覚を探し求める、つまり“「もっと!もっと!」と自分で感覚刺激をたくさん取り入れようとする特徴”があることを指します。
例えば、「他のお友達にベタベタ触る」「軽く触れているつもりでも、つい強く叩いてしまう」「すぐに抱き着いてくる」などの行動が当てはまります。
原因は感覚刺激の受け取りにくさにあります。
感覚に対する欲求を満たすために、通常よりもたくさんの感覚刺激を必要としているんです!
また、感覚刺激は覚醒や注意の維持にも深く関わっており、覚醒を適切な状態に調整しようとするなど、子どもたちなりに問題に対処しようとした努力の結果とも言えます!!
では、私たちはそんな子どもたちにどんな支援ができるのでしょうか?
教室で取り組んでいる感覚遊びをご紹介しますね!
写真の活動は「粘土遊び」、「袋の中身は何だろなクイズ」になります!
粘土は硬さを変えることで、一人一人の求めている感覚刺激に対応できるよう工夫しています。
また、袋の中身は何だろなクイズは袋の中にボールや積み木などいろいろなものを入れて、触覚に集中しながら手探りで何かを当てます。
テレビで見たことあるやつだ!とみんなノリノリです☆
こうして遊びの中で感覚への欲求が満たされ、気になる行動が徐々に減っていくことが期待されます。
例えば、、
◎友達との関わりが力任せだったお子さんが力加減が出来るようになってきた
◎過度なボディタッチや抱き着きが減った
◎物の扱いが雑だったお子さんがおもちゃを丁寧に扱えるようになってきた などなど!
エコルド盛岡茶畑教室ではお子さんの行動を分析、どのような感覚刺激に対して強い欲求をもっているのかを知ったうえで、その感覚が十分に提供されてかつ楽しむことのできる活動を取り入れております。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問合わせください!
次回のブログは②低反応についてです!お楽しみに(^^♪
感覚統合遊び~part1 感覚探求~
子どもの発達
22/08/09 15:27