こんにちは!
エコルド盛岡茶畑教室、作業療法士の菊地です。
今回のブログは幼稚園や小学校でも使うことが多い『ハサミ』についてです!
芸術の秋、、、は過ぎてしまい、いつ雪が降ってもおかしくない状況ですが。
子ども達の製作意欲は年中無休☆
保護者の皆様もポイントを知って、子ども達の創造性を膨らませるフォローをお願いします!
ハサミを使う時に必要となるポイントは以下の4つになります。
1.正しい姿勢で座る
2.ハサミを空中に保持する
3.手首を使ってハサミを操作する
4.線に沿って切る
それぞれのポイントについて詳しく説明していきますね!
お子さんがどこまで出来ているかを確認しながら練習を進めてみてください☆
1.正しい姿勢で座る
ハサミを操作するためには、手先の細かい動きが必要になります。
ただ、猫背や背もたれに寄りかかった姿勢では身体に余計な力が入ってしまい、手先を上手に動かすことが出来なくなってしまいます。
そのためハサミを使用する時には背筋を伸ばしてしっかり姿勢を整えましょう!
※姿勢については以前のブログで詳しく説明していますので、ご覧ください。
2.ハサミを空中で保持する
手首が下がりハサミの刃が下を向いている状態では、上手く操作することが出来ません。
ハサミを持った時に手首を立てて保持することが、使いこなす為の基本的なスキルになります!
ハサミを持って空中で保ち続けるには手や腕を支える体幹の筋力が必要です。
自分の腕の重さに負けて手が下がってしまうことがあるので、その際には肘と手首を支えてサポートしてあげてください☆【写真左】
3.ハサミを操作する
ハサミの切り方には『1回切り』と『連続切り』があります。
1度ハサミを閉じるだけで切ることが出来る『1回切り』から練習を始めます。
慣れてきたら『連続切り』にも挑戦してみましょう!
最初は、紙を持ちながらハサミを操作することが難しいので、どちらの切り方も大人の方が紙持ってあげてください。【写真右】
最後に、紙を持つ・ハサミで切る、をお子さん一人で取り組んでもらいます。
この時は、色画用紙などの少し厚みがある紙がオススメです!
コピー用紙のような薄い紙は柔らかく、紙を支える手にも気を配らないといけないためハサミの操作に集中できなくなってしまうからです。
4.線に沿って切る
連続切りが出来るようになったら、線に沿って切る練習を始めましょう
切る線は「直線→斜めの線→曲線→角→四角形・三角形などの図形」の順番で進めていきます。
線に沿って切る為には手先の細かい動きだけでなく、『目と手の協応』(目が手の動きをリードすること)が必要になるので、最初は線から外れてしまうことも少なくはありません。
その際には、線を太くすると線通りに切りやすくなり、お子さまの「上手に出来た!もう1回やりたい!!」の気持ちに繋がります☆
エコルド茶畑教室では、お子さんの機能レベルや年齢、興味に合わせた練習を行っております。
刃がプラスチックで出来ていて安全に使用できる『プラスチックハサミ』を使った練習から始めることもありますよ~!
もっと知りたい!こんな時は?
と思ったら、お気軽にお問合せください。
上手にハサミを使おう!!
子どもの発達
23/11/23 09:35