『切り替え』が苦手なAくんは
お母さんがお迎えに来ても、いつも
なかなか帰ることができませんでした。
お迎えが来たらすぐ帰ることを改めて約束してみたり
満足して帰れるよう、お迎えの時間を遅くしてみんなが帰ったあとスタッフとマンツーマンの楽しい時間を設けてみたり
あの手この手で
気持ち良く終われるよう考え
取り組んでみましたが
お母さんがお迎えに来ると逃げ回る始末。
毎回お母さんに怒られながら帰る日々が続いていました。
さくらぼの時間内で、どんなに楽しい時間を過ごしても
お友だちといい関わりができても
最終的に怒られながら帰る。。。
この流を断ち切りたいとスタッフは思っていました。
そこである日、お母さんのお迎えでなく
『送迎車で帰る』提案をしてみました。
それは
さくらぼでの活動はもちろん
終わりの切り替えができたこと
気持ち良く帰る支度ができたことを
たくさん褒められて
『気持ち良く』帰って欲しい
叱られて自分はダメだと感じるのでなく
良いところをほめられて『自己肯定感を高めて』欲しいという想いからでした。
結果は
大成功!!!
送迎車の中では、友だちと会話も弾み
ニコニコでお母さんのもとへ
帰ることができました。
今日はさくらぼ到着後
車から降りることもできず
導入がスムーズではなかった中
『活動もAくんなりの参加の仕方で楽しみ
帰る時間にはきちんと終わりにでき
楽しく気持ち良く帰ることができた』ことをお母さんにも伝え
たくさんたくさん褒めて欲しい、とおかえししました(^ー^)
あのあと
おうちでどんな時間を過ごしたでしょうか。
たくさん褒められて
親子で良い時間が過ごせていたら嬉しいな⭐️
この子にとって、どういう対応がいいかな?
さくらぼではいつも、スタッフで話し合います。
うまくいかないこともあるかもしれませんが、さくらぼに通うこどもたちにとっての最善はなにか?を常に考え、意見を言い合ったり出し合ったりできるチームワークを大切にしていきたいと思っています。
提案
教室の毎日
21/11/14 00:10