【だいじにしたいこと】
教室の毎日
24/12/04 13:05
暴れてしまったり、暴言を吐いてしまったり、怒鳴ってしまったり、泣いてしまったり・・・
支援の中で、場面によっては、そうなってしまった子に注意しなければならないことがあります。
それは、その子を守るためでもあり、周りの子を守るためでもあるのですが
「じゃあ、俺の気持ちはどうなるんだよ!年下とか年上とか、かんけーねーだろ!!」と、
小学校低学年の子へ対等に想いをぶちまけていた中学生の言葉で、ハッとしました。
確かにおとなは、ちいさい、おおきいで判断してしまうことがあるな、と。
また実際、もうこの年齢なんだからと折り合いをつけられるようになることも、大切な力でもあると思います。
でも、それができるのは、ちゃんと「想いを受け止めてもらう経験をしてきた」からなのではないか?
そんな風にさくらぼでは考えました。
沢山たくさん話し合って、ご家族にも相談して、「まず想いを受け止めよう」を、教室と家庭とで取り組むことにしました。
ご家族がこれまでそうできていなかったということではありません。
きょうだい構成や環境、本人の特性、諸々で、受け止めてもらうより、注意をされてしまうことが多かった、というのが近いかもしれません。
いわゆる、周りから見た困った行動に、子どもの言葉や心の声が隠れています。
うまく言語化できず出てしまったその行動を受け止め、その子の心の声に耳を傾けることをさくらぼでは大切にしています。
即効性はないのかもしれませんが、毎回利用の度に変っていく子どもたちの様子がみられています。
一度受け止めてもらえると、落ち着いた後は周りの声に耳を傾け、こちらの声を受け止めてくれます。
こんな一見簡単なことが、意識をしないと難しい。
そこに「こうなりたい」「こういうところがこうできるようになりたい」と本人の目標が加わると、一気に良い方へ加速するんですよね。
「過去と人を変えることはできない」「自分と未来は変えられる」ということ
「意思決定支援」の大切さ、
こどもたちの姿を見ていて、ほんとだなぁと感じます。
こんな風に、子どもたちが自分の力で成長していく姿を、私たち支援者はご家族と協力して進めていくことがとても大切と感じているため、岩村田教室では定期的に面談の時間を取らせていただいています。ご家族の負担が大きいかな、と申し訳なくも想っていますが、大切な時間と思っています。
一緒に伴走させていただけて、一緒に成長を喜ばせて頂けて、本当に幸せな仕事だなぁと感じています。
さあ、今日はどんな1日が待っているかな?今日も楽しく過ごします(*^-^*)
※写真は日常の活動の様子です。
特に文とは関係ありません。