Lumoではウォーミングアップにスキップを入れています。
この項目は苦手なお子様が多く、
やりたくないという言葉をよく聞きます、
意味がわからなかったり、実技ができなかったり、
過去に笑われたことがあるなど、
やらない理由は様々に聞こえますが、
要は出来ないから嫌になってしまったのではないでしょうか。
嫌になって取る行動とはどんな形でしょう。
頑なに動かなくなる、心細くなり悲しくなる、
ふざけて笑いとばす、はしゃいでごまかそうとする。
性格や経験により様々だと思いますがどの行動も、
SOSの一つではないでしょうか。
この段階で評価されてしまうのは少し違う気がします。
では、どのように進んで行けば良いのか考えた時、
出来ないことを出来るようにして自信を持つ,
というシンプルな学習が大切だと思うようになりました。
「スキップ頑張ろう!」「さあ、やるよー」の掛け声だけでは、
何をどうしていいかわからない場合があります。
ジャンプが苦手なのか、バランスはとれているのか、
足の裏の床のつかみはどうなのか、リズムはあるか。
たくさんの要素でスキップは出来上がります。
一人ひとりの出来ること出来ないことを見極めて、
一歩ずつ楽しく練習をすることができれば、
またその一歩一歩の過程で出来たことを認めてくれる人がいれば、
子どもたちは驚くような進歩をみせてくれます。
どんな小さな事でも 出来た時のこどもの「あ!」と
おとなの「お!」が達成感を生み出し、
やる気を起こしてくれます。
そういったことが繰り返されると自信に繋がり、
自分に自信が持てると余裕がうまれ、
人のことを思えるようになるのではないでしょうか。
ソーシャルスキルに基づく行動につながります。
通い始められた頃はよく奇声を発し、
やりたくないことは見向きもせず、
すぐに寝転んでしまうという状態のお子様も、
今は出来た時のうれしい声、出来ないときの悔しい声はでるものの、奇声を発する事は殆どなくなり、
新しい動きにも挑戦されるようになってきました。
床に寝転んでしまう動きは続いていますが、
時間は短くなり、次の行動に比較的早く移ることが出来ています。
これからの成長がどんどん楽しみになってきますね。
出来ることを増やし達成感を生もう!
運動療育
21/12/15 12:15