皆さん、こんにちは。福山市放課後等デイサービスいちばん星です。

いちばん星には、TVモニターがあります。
主にイベントや勉強会に使用していますが、
子ども達にも、使ってもらえないかと日々考えていました。

そのような中で、
子ども達のタイピングを熱心に取り組む姿を見て、

「子ども同士でタイピングを披露し合う」
という案が浮かび、早速やってみることにしました。

いちばん星では、来所すると、まず一日のスケジュールを組みます。
９７％、パソコン活動があるのですが、その時にキッズタイピングもします。
級が上がってくるにつれて難しくなり、子ども達は皆、苦戦しています。

「もう、なんなん！これ！」
「もう、したくない！」
「○×▽＃＄＆#＆○！！」
心の声が駄々洩れです・・・。

１級を合格したら、タイピングは更にランクアップしていきます。
（１級は、大人でも結構難しいです。）
この１級取得の凄さを子どもたちに伝えているので、取得しているお兄さんお姉さんは
いちばん星では『ヒーロー』なのです。

その『ヒーロー』のお兄さんお姉さんたちのタイピングを実際に目の前で見て、
『自分もこうなれるんだ！』という
可能性を感じてもらいたいという気持ちも含めて、
「子ども達でタイピングを披露しあう」ことを始めました。

使用するタイピングソフトは、『寿司打』を選びました。
この『寿司打』は回転寿司のように寿司が流れてきて、タイピングする文字が
真ん中に表示されます。寿司が画面から消えるまでに文字を入力していき、
難易度によって文字数、時間の長さが違います。

この『寿司打』の面白いところは、流れてくる寿司のお皿で値段が違い、
３０００円分払っていくら『損』した、『得』した、と評価されます。
間違いなく早くタイピングをすれば制限時間が増えその分、得につながります。
大人もはまるタイピングソフトです。

いつもは一人でしているタイピングですが、今回は自分の画面が
そのままTVモニターに映し出され、
注目の中で取り組むということで、さすがに１級を取得している『猛者』たちも緊張気味でした。

「えぇ。出来るかな」
「これ、緊張するな・・・」
という声が。

「自分のタイミングで始めてください」と職員が言うと、
エンターキーを押し、タイピング開始！！

さすが１級を取得しているだけあり、タイピングが速いです。
「うわ！！はやっ！！」
「すごい！！」
「えっ！！やばっ！！」
驚きの言葉がたくさん出てきました。

タイピングしている子どもも必死に打っていました。
緊張と、いつもと違う環境の中で、なかなか思った結果が得られず、
「もう１回やりたい！」
「もうちょっとやらせて！」
と、とても前向きな姿勢でした。

中には、「俺もやってみる」と言い、
まだ１級を合格していない小学生４年生の友だちも、挑戦しました。
まだまだローマ字入力も慣れておらず、記録はなかなか伸びません。
苦戦して諦めそうになっているその子に、
「がんばれ！！」と友だちからの声援が響き、
また、終わった後も「よくやった！！」と拍手する姿が見られました。

一人ひとり、成長するスピードは違います。
やり続ければ出来る！という可能性を信じて、自分を信じて子ども達は頑張ります。

挑戦している友だちの姿を見て、
「練習しよう！」
「○○したら速く打てるかな」
などの言葉が飛び交い、結果、全員が参加しました。

これからも、
子ども達が、自分で立てた目標を目指していけるよう、活動支援をしていきたいと思います。

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