5月も残り少なくなってきましたね。
アジサイも綺麗な花を咲かせ始め、梅雨☔の季節が近づいてきました。
さてYELLOWは、今回もおススメ本をご紹介したいと思います。
(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
今日ご紹介するのは、『発達障害の子と親の心が軽くなる ちゃんと伝わる言葉かけ』という本。
2021年8月に出版された本で、「ASD発達支援アドバイザー」として活躍しておられる方が書かれたものです。
著者は子供の頃に場面緘黙症を経験されており、また息子さんが二人おられるのですが、お兄ちゃんに発達障害の診断がついているとのこと。
発達障害児を育てる親としての経験に基づいたエピソードがたくさん書かれており、今、子育て真っ最中の皆さんには、参考になることが見つかると思います。
第1章 特性のある子を持って悩んでいるあなたへ
第2章 特性のある子とHappyに暮らすための言葉かけ
第3章 親子ともに自分らしく楽しく生きるために
第4章 発達障害がある子へのサポートと将来
まとめ 発達障害があっても幸せに生きる方法
という構成になっています。
この本には、「エゴキンマン」というキャラクターが登場します。
状態や状況を視野狭窄の状態で直視するのではなく、一歩引いて、客観視するための存在なんですよ。
一歩引くというのは、「余裕を持つ」と考えてもいいかもしれません。
そして何より、子どもを思い通りに育てるテクニックよりも、子育て中の保護者自身に向き合うことが如何に大切か...ということに気づかせてくれる内容となっているのが、私がこの本を好きな理由です。
以下、この本の中で印象的だった個所をご紹介しますね。
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障害があると、確かにできないことがあり、不便なことはあるけれど、幸せな人生を送ることはできます。
生活の仕方を工夫し、周囲のサポートを受けて、大人になっても幸せに暮らしていけます。
この本を手に取ってくださったみなさんに一番お伝えしたいのは、このことです。
子どもの将来に何を望みますか?
親の期待にこたえようとがんばりすぎて力尽き、二次障害を起こしてうつになる人もいます。
大切なのは、その子がその子らしく楽しく生きていけることだと思います。
自分に合った仕事や環境で過ごせること、安心・安全が感じられる場所で生活できたら、こんなに幸せなことはありません。
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可愛い挿絵もふんだんに採用されており、また、文章も大変読みやすいものですので、今子育てに行き詰って少ししんどい思いをされている保護者の方にもオススメの1冊です。
(*๓´╰╯`๓)♡
オススメ本~その5
コラム
23/05/24 17:14