今日11月11日は、何の日かご存じですか?
そう。ポッキー&プリッツの日。
1が並んでいる様子が、ポッキーとプリッツにに似ているからだとか。
面白いところでは、チンアナゴの日というのもありますよ。
( 艸`*)ププッ
さて、今日は久しぶりに、オススメ本をご紹介します。
(…っていうか、私は基本的に、書籍にまつわるコラムを書くことにしているのですが…)
今日ご紹介するのは、『発達障害「できないこと」には理由がある!』です。
ご存じの方も多いとは思いますが、著者は「かなしろにゃんこ。」さん。
発達障がいの息子さんを育てられた漫画家さんです。
この方のご著書は既に数冊読んでいるのですが、現在大きくなって働いておられる息子さんが子どもの頃を振り返って、当時のご自身の思いを説明して下さっていて、支援をする側にはとても役に立つ内容だと思っています。
それに、普段活字を読み慣れていない方でも、ほとんどのページが漫画になっているので、抵抗なく読み進められるというのもお勧めする理由です。
まだ、自分の気持ちをモニターすることも出来なければ、思いを言葉にして伝えることも難しい年代の子どもたち。
当時(この本では小学生の頃)、どんなことに困っていたのか、どう感じていたのかなど、当事者だからこその思いを知ることができる1冊です。
今日は、この本を監修された公認心理師の前川あさ美さんがお書きになった箇所をご紹介したいと思います。
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●「できる」か「できない」かという考えを手放そう
「できない」をすべて「できる」にする必要はないのです。 いろいろなレベルの「できる」でいいし、「できない」があるから私たちは他者と繋がって生きられるのです。
●親も子もがんばりすぎないこと
がんばることに価値を見いだす根性論から早く解放されましょう。 がんばれないことやあきらめることが悪いとは限りません。力を入れることと抜くこと、両方があっていいのです。
●理解は、急がなくていい。決めつけないこと
「わかった」と決めつけたり、「わからないから支えられない」とあきめたりせず、「何でだろう?」と理由を考えてみる姿勢を持ちましょう。「わかりたい」の気持ちを大切にしてください。
●支援とは、「一緒に生きること」
「自分、他者、環境について 発見を重ねながら一緒に生きる」状態を実現するのが本当の支援です。彼らだけでなく、私たちの考え方や環境にも目を向け、変えていきましょう。
● 周囲の目より自分たちの眼差しを大切に
親と子の幸せを決めるのは周囲の目ではありません。自分たちが理解した自分、ありのままの自分を、まずは自分自身で認めていくことで、周囲が決めるのではない自信を育ててください。
●「ひとりひとりが特別」の意識で
支援とは本来、必要なら誰もが受けられるものなのです。支援を要する ひとりだけが特別なのではなく、「ひとりひとりが特別」という意識を社会のなかにひろげていきましょう。
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なんだか、心が柔らかくなるような言葉が並んでいますよね。
私は特に、
●「できる」か「できない」かという考えを手放そう
● 周囲の目より自分たちの眼差しを大切に
という2つが、心に響きました。
支援をする側に世間の常識のバイアスがかかっている状態では、適切な支援は本当に難しいと思います。
子どもたちの自己肯定感を育むためにも、私たちも日頃から自分を大切にして、自らの自己肯定感を育てていきましょう!
今日の担当は、YELLOWでした♪
(つ∀`*)ノ゙ またねぇ☆.。.:*・
オススメ本~その8
コラム
23/11/11 16:47