みなさんこんにちは、いきちかレンジャー藍です!
みなさんは小説、読んでいますか?
私は……実は最近あまり読めていません。
というか、実は書く方をメインにしているのでそっちに時間を使っています。
物語を読み解くうえで、そして特に書く側になるとき
気を付けることがあります。
それはその人物が知っていることは他者も知っているのかということ……。
今回はそんなお話。
小説のキャラクターがしゃべっている以外の地の文と呼ばれるもの
そこにはいくつかの種類がありますが、大別すると二つ。
一人称視点と三人称視点。
簡単に言うと
「ぼくは〇〇だと思った」というよな、一人のキャラクターの視点で展開するのが
一人称視点
「彼は」や「△△は~をした」というように客観的に書かれるのが
三人称視点です。
さらに細かくすると三人称単視点や神視点などいくつかあるのですが
そこは一旦置いておきます。
そこでついやりがちなミスとしてあるのが
一人称視点で描いているのに
『〇〇さんは恥ずかしい思い出いっぱいだった』
というような文を書く事。
これの何がおかしいの?というと
なぜ主人公が〇〇さんの気持ちを完全に理解しているんだということになります。
これを正しく書くなら
『〇〇さんは恥ずかしい思い出いっぱいな様子だ』など、
その様子を主人公から描写をすることです。
こうするとあくまでも推測と言う形になりますよね。
さて、なぜこんな話をしているのかと言うと
特に小説を書く側になると相手の思いや行動の意図などを
完全に理解した上で書いているので
間違えてしまうことがあるということ。
しかし、実際は本当かどうかはわからないよね?
と言う部分……
これってリアルの世界でも通じると思います。
自分の思いが完全に相手に通じているわけありませんし
反対に相手の思いを完全に理解することはできない。
大人なら当たり前に理解できるところを
子どもはそれを理解することが難しいことがある。
なんで子どもはわからないんだろう……?
そう思ったとき、皆さんも一度小説を一人称視点で書いてみてはいかがでしょうか。
そうすると書きなれていないうちはさっきのような例がたくさん出てくると思います。
はたしてこのキャラは相手のことをどれだけ知っているのかということを間違えることが。
なんで子どもはこんなことも理解できないんだ!
と憤る前に
自分もがんばって子どもの立場に立ち
理解できないことを理解してあげるそうすることで
また別の突破口がうまれるかもしれません。
相手の気持ちに立って考えることの難しさ……。
特に子どもはまだまだ自分が世界の中心になりがち
大人になるにつれ忘れてしまった世界の中心が自分という思いだった時の気持ちを
小説を書くことで思い出せるかもしれませんね。
相手の気持ちを書く!
コラム
25/02/11 12:27
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