千葉県発達障害者支援センターCASの紹介で重度の自閉スペクトラム症の子ども達を受け入れている「放課後等デイサービス十彩」さんを見学してきました。
大きな建物内には重度の自閉スペクトラム症の大人の方達の事業所や関連する他の事業所も併設されており、最初に大人の方達の様子、その後十彩さんの様子を見学させていただきました。
大人の方達は家具やパーティション、カーテン等で区切られた一人一人の個室の中で、黙々と作業していました。かごに入った作業する物、机・椅子・棚以外は何も無く、無地でシンプルなしつらえでした。耳栓やイヤーマフをしている人もいらっしゃいました。
十彩さんの専用玄関に入るとその日利用している一人一人のスケジュールシートが目に入ります。
マジックシールで付けたり剝がしたりが簡単にできるようにしていて、活動場所(個室名と画像)、色々な行動項目や辞める時や変更する時、その後どうするなど視覚的にわかるように作られています。
奥の広いスペースではペットボトルをつぶす作業をやっていました。一人はラベル剥がし、もう一人の子がつぶす道具でそのボトルをつぶし続ける作業学習。
今日はどんな学習(作業)なのかどのくらいの量なのかが決まっていて、「きょうのしごと」ボードに見てわかるように記してあります。
ガチャン、ガチャンとちょっとうるさかったですが、慣れた手つきの連携プレーは見事でした。
クールダウン用の段ボールハウスや押し入れもあり、段ボールハウスの中を覗くと一人ゴロンと横になっていました。
こどものうちに気持ちの切り替えが出来るような教科書通りの療育の仕方やその意味、構造化とはどんなことなのか等、一路会のスタッフさんがとても丁寧に説明してくださいました。
とても衝撃的で手ごたえのある見学会でした。
後日職員会議でたんぽぽでも同じように取り組めそうな所を探し、取り組み始めています。
放課後等デイサービス十彩を見学してきました
研修会・講演会
23/05/12 21:56