放課後等デイサービスではおやつの提供があります。
個包装のおやつで、スナック菓子やチョコレート菓子やおせんべいなど日替わりで3種類くらいを、子どもたちに人気のあるものを提供するようにしています。
全体で頂きますをしてからの子どもたちの発言ですが、おやつを開けてとばかりに袋をスタッフに掲げて「先生、おやつ~」と言われることが多いです。
私たちは「先生はおやつではありません」と言い返すようにしています。
続けて「だから何ですか」と聞き返します。
厳しいようですがこれも大切なやり取りと考えます。
子どもの中にはおやつを掲げたり、袋が開かないと言えば大人がやってくれるものと間違った認識をしています。肝心なのは本当の要求を相手に言い表すこと、つまりは結論をいわなければ相手に伝わらないということを理解してもらい、今後どのようにいい表せばいいのかを伝えるのが目的です。
言い方がわからないお子さんには「開けてください」と言うんだよと口添えします。「開けて」でもいいのですが、お願いする時は敬語の方がベターですよね。言い回しを覚えてもらうにはどうせなら正しく覚えてもらおうと思って丁寧な言い回しでインプットしてもらっています。
おやつを力任せに開けて落としてしまう子は、涙を流しながら「落としちゃった」と訴えてくる子もいます。これも大切な時間。いろいろな思いを経験して袋を開けるときの力加減やお皿の上で開けたほうがいいことなどを自分で習得していきます。
また袋を開けることも指先のトレーニングとして捉えます。私が子どもたちから「開けてください」と頼まれた時には全部開けずにほんの少しの切り口しか作らず後は本人に開けてもらいます。開けられればおやつが食べられるというわかりやすいご褒美となり少しの達成感を味わえるからです。
おやつの後は自分が使ったお皿を自分で洗って頂いています。
お皿を洗うのも指先を使います。お皿を落とさないように大切に使うことも覚えます。また普段おうちの人が洗ってくれていることへの感謝にも繋がります。
子どもたちにあたりまえのように毎日お皿を洗ってもらっていたら、先日お弁当をうちで食べる際にフォークを忘れたというので貸したところ、何も指示は出していませんでいたが洗って返してくれた人がいました。洗って返すということに気付けたことがとても立派でした。
何をあたりまえにするか、何を毎日の積み重ねとするかによって子どもたちの成長は大きく影響します。
今週の活動「おやつ屋さん」
店員さん役、お客さん役に分かれて進めていきます。
全体で店員としてお客さんにどのように声掛けをするか確認をしていきます。
お客さんが使用する硬貨と紙幣についての単位について、紙幣においては載っている人物まで確認していきます。
自分の好きなおやつが選べるので子どもたちに大人気の活動です。
本日の様子をインスタグラムにも載せてあります。
柏店Instagram⇒【aloha_kashiwa】
合わせてご覧いただけますと幸いです。
ALOHA KIDS SCHOOL柏では運動や工作活動、学習などを活動に取り入れています。 元教師による療育内容です。板書をして学校の授業のように展開して参ります。
カリキュラムがちがちの大人の押し付けの療育ではなく、日々変化する利用者様のコンディションを見極め、学校とは一線違う活動を行っております。
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★4月24日(月)★「おやつ」放課後等デイサービス担当:山口
教室の毎日
23/04/24 16:11