先日このようなことがありました。玩具を勝手に取られ壊されたと主張する子と壊したとされる子がもめていました。私はその場にいなくて状況も分からないことと両者とも感情的になっていたので一人ずつ話を聞きました。

壊されたと訴えている子は始めは泣いてばかりだったので「落ち着いたら話を聞かせて」といってしばらくそっとしておくと次第に落ち着き「勝手に壊されて嫌だった」とポツリ気持ちを打ち明けてくれました。そのお子さんには「ワーワー泣いていても相手に気持ちは伝わらず解決しないよ、いいのかな？」と聞くと「いやだ」とこたえたので「ぐっとこらえて相手に気持ちを伝えないと解決しないよ。泣かずに気持ちを伝えていく練習をしていこうね」と伝えました。そのお子さんは気持ちを引きずることなくアロハをあとにしました。

もう一方のお子さんはあのときはどうだったああだったと帰り際に気持ちが蒸し返してなかなか帰りの車に乗れずにいました。私は「いつまで先程の話をしているの！相手の子は気持ちを切り替えて帰ったよ。今は気持ちを切り替えて帰ります！」ときっぱり伝えると口をへの字にしてプルプル我慢しながらも黙って支度をし始めました。

そのお子さんは以前下校時のお迎えの車中で「学校では下級生の面倒もみているんだ」と言っていたこと、今春に兄弟が増えたことを踏まえてそのお子さんに話をしました。

「〇〇さんは優しいからいつも人のことが気になってお世話ばかりしているでしょう。疲れてしまって自分が置き去りになっているから自分を大切にするんだよ。先生も実は同じだからよくわかるんだよ。」と伝えると「なんでお姉ちゃんになると我慢しなくてはいけないの？」と泣いていました。このお子さんの主訴でした。

私は「お姉ちゃんではないよ、〇〇さんは〇〇さんだよ。先生は〇〇さんが大好きだから自分自身を大切にしてほしいな。」というと更に泣いていましたがスッキリした様子でアロハをあとにすることができました。


今週の活動「ボッチャ」
白玉が起点となるルールですが、アロハでは白玉を使わず赤玉・青玉が何点の的に入ったか２チームに分かれ合計点を競っていきます。パラリンピックの競技にもなっているボッチャ。力いっぱい投げればいいというわけでもなく、コントロールがいいだけでもダメで、絶妙な力加減と的にある玉の様子を見て臨機応変に対応していく頭脳戦でもあります。

相手チームの得点を見ながら何点のところを狙えば勝てる！といった声が聞こえてきました。今までなかった発言でした。すばらしい！成長しているなぁ。

本日の様子をインスタグラムにも載せてあります。
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ALOHA　KIDS　SCHOOL柏では運動や工作や運動、学習などを活動に取り入れています。 元教師による療育内容です。板書をして学校の授業のように展開して参ります。

カリキュラムがちがちの大人の押し付けの療育ではなく、日々変化する利用者様のコンディションを見極め、学校とは一線違う活動を行っております。

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