人間の感覚にはいわゆる5感の他にも発達の基礎を作る固有受容覚・前庭覚という大事な感覚があります。これに触覚を加えた3つの感覚は人間の生命維持に関わる大事な感覚です。
多くの発達障害の子どもたちはこの感覚が未発達のために過敏だったり逆に鈍感だったりなどがありそこが彼らの生きづらさ・生活のしづらさにつながっていると考えられています。
なので乳幼児期〜小学校入学前までにこれらの感覚をたくさん使う遊びをして感覚を育てることがとても大事です。
エコルド阿倍野教室でも、これらの感覚を使って楽しみながらトレーニングできるプログラムを日々実践していますが、今日はおうちでできる遊びの提案です!
まずは固有受容覚を使う遊びです。
固有受容覚は、身体の状態・周りのものに対して身体の位置・力の入れ具合と身体意識の感覚です。前庭覚とともにバランス機能に繋がっている大事な感覚の一つです。
ポイント!!
①はじめは容器を2つ・3つにしてもOK。
②投げる位置を段々遠くしていきます。
③容器と容器の間を広くしてもOK。容器は色違い・大きさ違いでも!
④ボールを少しづつ重くしていきます。→肩と腕の筋肉のトレーニングにも繋がります。
⑤数字・色は順番通りに指示しなくてもOK。(1回目は10に投げる、2回目は40に投げるなど)
⑥ 力のコントロールによって、遠い方が投げやすい場合・近い方が投げやすい場合もあります。(なので数字の順番は小さい方から大きい方に投げるよう指示しても、大きい方から小さい方に投げるよう指示しても。)
⑦数字を点数にして家族と対戦してもOK。
また、ボールに数字を書いて同じところに投げ入れるなどもできます〜!
ポイントの①〜⑦の組み合わせで、お子さんのレベルに合わせたゲームができそうですね。
数字がまだ読めない場合などは、容器の色とボールをの色を合わせて投げるようにしたり(赤い容器に赤いボールを入れようね、など。)容器に数字ではなく好きなキャラクターをつけてみてもモチベーションが上がると思いますよ〜。
ぜひおうちでも試して下さい〜。
エコルド阿倍野教室では1歳〜のお子さまのご利用を募集しています!一度見学にお越しください♪
固有受容覚のおはなし。
子どもの発達
21/11/07 11:38