こんにちは。
今日は、未就学のお子さんなど
これから字を書いていこうとする
お子さん向けの学習としての
【線引き練習】
のポイントについてお話ししたいと思います。
線引きは
1)きちんと筆記具を持つ
2)始点を守る
3)線を薄墨線上からズレない
ように書く
4)終点を守る
5)2)~4)の間、書く少し先を見て
書けるよう、声掛けをおこなう
の留意点を守って指導します。
ただ、当初は2,4だけを守って
できるように声掛けをします。
「じゃ、ここからスタートするよ」
(始点を指さしてペン先を置きやすくする)
(置けたら〇をつける)
「そう、そこからスーっと、そうそう」
(ズレていても特に指摘せず)
(終点に近づく前に)
「ここの点でピタッと止めるよ」
(止められたら〇をつける)
「すごい、きちんと止められたね」
という流れで、行動を起こす前に
一つひとつ丁寧にやるべきことを
声掛けしていきます。
そして薄墨ラインにペン先を乗せることも
子どもたちが許容できるだけの心の余裕が
できた段階でアドバイスしていきます。
一通りして、慣れてきた段階で
「ここからここまでスーッと引いてみよう」
「最初の点と最後の点はしっかりと
守ってね。ではスタート♪」
と
「複数の条件」を「先に」「口頭で」
伝えて取組みを開始します。
線引きについても
スモールステップで取り組み
子どもたちが、注意点を「理解しつつ」
進められるようにしています。
実は、この「複数の条件を守って
行動を正確におこなう」ことは
これからの人生において
様々な学びをしていく必要のある
彼らにとって、とても必要な機能でもあります。
学習の中に社会生活で必要となる
機能訓練を取り入れ、自然と身に
つけていってもらいたい―
勉強も社会性も「学ぶ・獲得する」
という、求められる機能は全く同じです。
そのことを
MyStepに通う子どもたちに
それぞれが理解できる話し方で
丁寧にそのことを伝えるようにしています。
自分が行う行動の効果を知って
行動に移せると、より大きな効果を
生むことができます。
線引き一つとっても
学ぶべきところは、実はたくさんあるんです。
線引き練習
MyStepジュニアの指導
22/08/04 17:26