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食器具を使うときに必要な力🥄②

教室の毎日
児童発達支援ikikataです。

前回は保護者の方からお聞きした、「食事の時のスプーン操作について」お話しました。
その際「手を使おう!」と思うことが重要とお伝えしました。

今日はこの「手を使おう!」と思うための環境設定について、話します。
『これからスプーンやお箸をつかえるようになるぞ!!』というお子さんの多くは、目で見たり、耳で聞いたりしながら、手を動かすことが苦手なお子さんが多いです。

事業所の活動でも、お子さんが太鼓を使おうとして手を伸ばして叩くと、さっきまで太鼓を見ていたのに、太鼓から目がそれることがあります。

手を動かすということは、触覚や固有覚を使うため、目で見て同時に情報を受け取ることが、やや難しくなります。
また同じように、耳で聞いて音を受け取る場合も関係があります。

例えば、今回のご飯を食べる動作では
①ご飯を食べようとして、手を動かし始める。
②周りでテレビの音が聞こえる。
③テレビの音を聞くのに集中する。
④手を動かすのが止まる。

この発達段階のお友達の場合、テレビの音を聴くことに集中するか、ご飯を食べるために手を動かすか、のどちらかになりやすいことが多いです。

そのため、今回のお子さんの場合は、ご飯を食べる際には、できれば周りが静かな環境だと、スムーズに食事動作を行うことができると考えます。

児童発達支援ikikataでは、お子さんがなぜ、その動作を行うのか。なぜ、この動作は行わないのか、をいろんな視点から考えていきます。また、環境や作業内容など、お子さんが行いやすい方法も考えていきます。お子さんが繰り返し練習する、頑張って療育をするのではなく、目標にしている姿に向けて、1人1人のお子さんが必要な要素を考えて、活動を提供しています。

1度見学へ来て、お子さんのことについて一緒に話しませんか。
作業療法士、幼稚園・特別支援学校教諭、保育士等、さまざまな経験をしてきたスタッフがお待ちしております。

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