年が明け、寒さも一層厳しくなってきました。体調管理に気を付けていきたいですね。
さて、今回は題名にもある「自他分離」についてお話をしたいと思います。
皆さんは「自他分離」という言葉を聞いたことがありますか?
文字のそのままの意味で、「自分と他者を分けて認識すること」です。
自分と他の人は違うなんて当たり前、と思うかもしれませんが、赤ちゃんはまだ自分と他者の区別がついていません。
様々な経験を通し「自他分離」ができていきます。
多くの場合、1歳後半頃から自他の区別がつきはじめ「自分のもの」に執着をするようになります。
「これはわたしの!」と言っている小さい子を目にすることはよくありますね。
5歳頃になると、相手の微妙な感情表現の変化(表情や話し方など)を感じ取り、
相手の立場になって気持ちを考える基盤ができてきます。
発達障害をもつお子様のなかには、この「自他分離」がうまくできない場合があります。
うまくいかない場合にはどのようなことが起こるのでしょうか。
例えばですが、「かして」「いいよ」のやり取りをせずに相手のものを取ってしまう、
相手の立場になって気持ちを考えることが難しい、などといったことが起こってきます。
また、小さい子どもにみられる「クレーン現象」も自他との区別が難しいお子様の特徴的な行動です。
それでは「自他分離」を促すにはどうすればよいのでしょうか?次回へ続きます。
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都筑区放課後等デイサービスFORTUNA 自他分離について①
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22/01/05 19:04