放課後等デイサービス
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横浜市認証指定事業所 FORTUNA(ふぉるとぅな)中川教室のブログ一覧

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都筑区放課後等デイサービス FORTUNA トランポリン②

研修会・講演会
おはようございます!  都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。お休み返上で頑張って書いていきましょう。私は現代の機械化にできるだけ対応していくつもりではいます。

今回はちょっと長いです。
実は私、昔、プロのトレーナーとしてこのコーディネーショントレーニングについて勉強し、大手スポーツクラブで子どもたちの体操教室からプロアスリートやチームのトレーナーまで、コーチとしてさまざまなトレーニングと共にコーディネーショントレーニングを融合させ、活用、応用してきました。そしてトランポリンが非常に有用であることにも注目していました。しかしながら、本格的な道具をそろえたり、自分でプレーすることができずに終わってしまいました。今になってその時の知識が子どもたちの役に立つとは思いませんでした。(常に勉強をして知識のブラッシュアップには務めていました)

それではトランポリンの話をコーディネーション能力(調整力)の観点からみていきましょう。
コーディネーション能力とは、外部から得た情報を脳がすばやく反応・判断し、それに対して適切にカラダを動かす能力のことです。専門的には「調整力」とも言われ、主に 1. 敏捷性 2. 平衡性 3. 協応性3つに分類されています。

このコーディネーショントレーニングは、旧東ドイツでトップアスリートを育成するために考案されたトレーニング理論で、90年代に入り世界中に広まっていきました。
1. リズム能力 2. 反応能力 3. バランス能力 4. 変換能力 5. 連結能力 6. 定位能力 7. 識別能力 という7つの能力に分類されています。

子どもの発達・成長を説明する上でスキャモンの発育曲線がよく使われます。それをみれば一目瞭然なのですが、プレゴールデンエイジやゴールデンエイジと言われるように幼少期に神経系は急激に発達します。幼少期は、神経がもっとも育つ時期なのです。コーディネーション能力もこのときに急激に向上します。
そのため、子どもの頃は多くのスポーツを経験し、いろいろな動作を身につけることがよいとされ、その時期の運動経験が今後の運動能力を左右するとまで言われているのです。

トランポリンではこのコーディネーション能力のいくつかが特に身につくと考えられます。

定位能力

「空間認知能力」のことです。ボール運動では、球を投げる。それを打つ。打った球を捕球する等、高さや距離など3次元的な動きが入ってくるなど普通の遊びでは2次元的な遊びが多いのですが、トランポリンでは、他の遊びにはない立体的な動きのため空間認知能力を育てることができるのです。
以前、TVで小学校低学年くらいの子どもがトランポリンを使って空中で簡単にくるくる回っている映像が流れていました。同じような子が何人もいました。みんな初心者で練習をはじめて数か月でできるようになったということから、子どもの神経系の発達は見事にスキャモンの発育曲線に沿ったものと言えるでしょう。

バランス能力

バランスというと、平均台やバランスボールを想像されるでしょう。そして、大抵そのままその場にとどまっていられるかを確認しようとします。しかしスポーツにおいて、止まってバランスをとる動きはあまりありません。そのため、動きながらバランスを調整する能力が必要なのです。
トランポリンを跳んでいると、跳ね上がって下りるの繰り返しのため、常に動いている状態になります。その結果、動きながらバランスを整える力が身につくというわけです。平均台なども動きながらバランスを整えていきますが、どうしても動きが遅くなってしまいます。これに比べ、トランポリンは速いスピードでバランスを整える力が身につきます。
また、足だけでなく背中や座った状態で着地しても、勝手に跳ねてくれます。いろいろな体勢を取ったり、空中で回ったりできるので、格段に高いバランス能力が育つのです。また、身体の軸を自然に保とうとするために体幹の筋肉を鍛えたり、整えたりすることにも有効なのです。

変換能力

自分が小学生の時に友達と一緒にトランポリンで遊んでいたとき、しっかりと立つことができなくなり最後はゴロゴロとトランポリンの上で転がってしまい大笑いした話をトランポリン⓵でしました。跳んでいると、ちょっとしたブレが軸に生じてきます。そして転んでしまいます。しかし、それをとっさに立て直そうとする能力がヒトにはあるため、予測が難しい動きにも体が段々と反応するようになります。トランポリンなら、その能力が自然と身につく可能性があります。

他にもリズム能力や反応能力などは言うまでもありません。このように、他の遊びではなかなか育ちにくい能力も、トランポリンなら楽しみながら身につけることができると考えられるのです。

次回は、DCDの子どもたちにこのトランポリンが有効か。有効であればどのようなことに注意をしていかなくてはならないかを考えてみましょう。


<ご注意とお願い>

  私はトレーナーとして、のべ約4年間、代々木の国立オリンピックセンター等で全国の様々な種目の有名な指導者たちとの合同合宿生活などを経て専門的なトレーニングを受けてきました。そのあとプロとして現場で実践も経験してきています。「餅は餅屋」ではありませんが、十分に勉強やトレーニングを受けずに子どもたちにさまざまな運動をやらせる場合、重大な事故や怪我をさせる恐れがあります。実践される場合は十分に注意して行ってください。

また特定非営利活動法人 FORTUNA LABORATORIO の活動の一環として、AS LEVANTE の「さまざまな子どもたちが屋外において元気で楽しく、そして仲良く運動をする活動」というプロジェクトにも参加させていただき、子どもたちの運動能力の向上にむけて頑張りたいと思っています。
現在はまだ準備中ですが、準備が整い次第、活動を開始する予定ですので AS LEVANTE の項目にも時々目を通しておいていただきたいと思っています。そのときはよろしくお願いいたします。まずはHPから作成します。

都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 運動担当
https://fortuna-labo.com/blog/

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