こんにちは!
都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです!
今回からエリクソンの発達課題についてお話したいと思います!
エリクソンとはアメリカの精神分析家で、彼が提唱した発達課題は人間の乳児期〜老年期における心理的発達を解説したものです。
エリクソンは人間はどの時期においても発達すると考えました。そして人間の一生を8段階に分けそれぞれにクリアすべき課題とクリアする上での障害(壁)=「心理社会的危機」が存在するとしました。
乳児期、幼児前期、幼児後期、児童期、青年期、成人期、壮年期、老年期の8段階に分けられています。
今回はその中の乳児期〜幼児前期までお話したいと思います。
以前お話した「気持ち」の部分と重なる部分もありますので思い出しながら見ていただけたらと思います。
まずは乳児期です。
乳児期は生まれてから概ね1歳〜1歳半の間を指します。
この期間で獲得される能力は「希望」です。
心理社会的のクリアすべき課題は「基本的信頼」で壁は「不信感」です。(このあとは「基本的信頼」vs「不信感」のように書きます。)
これは以前お話しした「愛着」でも出て来ました。
気になる方は「気持ち」のブログを読み返していただければと思います。そのためここでは愛着を掘り下げません。
赤ちゃんは何かあれば泣き、親(主に母親)からの助けを得ることで生きるいわば母親に依存的な状態です。
適切な愛情や世話を受けることで信頼感が構築され、生きて行く「希望」の力を獲得できます。(ドラクエのレベルアップ音が聞こえてきそうです)
反対に不適切な養育を受けたり、不適切な環境で育つと「希望」は獲得されないまま「不信感」を抱き成長していきます。これは健全な成長とは言えません。
次に幼児前期です。
概ね1歳、1歳半〜3歳です。
ここで獲得される能力は得られる能力は「意思」です。(自律性vs疑惑)
この時期にかの有名な「イヤイヤ期」迎えます。
今まで生活において親に頼りきっていましたが、自分でなんでも挑戦したいという挑戦欲が生まれます。
チャレンジの機会を与えられれば、実際にチャレンジし、自信をつけていき、もっといろんなことをしてみようという、いわば「意思」が獲得されます。
しかしなんでも親が手を出し、チャレンジの機会を奪い、失敗を責めれば自律性は育たない上に、周囲が自分を信じてくれないという「疑惑」が生まれます。
さて今回はここまでですが次回は、幼児後期〜見ていきたいと思います!
ご覧いただきありがとうございました!
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22/01/31 21:28