こんにちは!放課後等デイサービスFORTUNAです。
今回は、ブログにもよく登場する「工作」のことについてお話させていただきます。
子どもの運動の発達の話になりますが、「発達は一定の順序で連続的にすすむ」といわれています。
例えば赤ちゃんは、「寝返り→座位→這う→つかまり立ち→歩く」の順番で成長していきます。
寝返りから急に歩く、ということがないように順番をとばして発達がすすむということはないといわれています。
よく「子どもがお箸を正しく持つことができません。」という保護者様からの声を耳にします。
「正しく持つことができないから無理に持たせる」のではなく、まず「どこの発達段階まですすんでいるか」を確認することが大事です。
今回はお箸を例にだしましたが、お箸以外も同じで発達段階を確認することが大切になります。
お箸を持つことを教えるタイミングとしては、「静的三指握り」で鉛筆やスプーンを持つことができている必要があります。
また、正しく持つことを教えるタイミングとしては「動的三指握り」で鉛筆やスプーンも持つことができていることが必要です。
発達段階を理解せずに無理に教えると、「できないから余計やりたくない」となってしまいます。
FORTUNAでは工作の工程の中に「ちぎる」「つまむ」等の動作を取り入れ三指の力を養うとともに、筆や刷毛、スポンジ、粘土、時には素手など、
色々な感触を手先から味わうことができるよう工夫しています。
工作では巧緻性を養うだけでなく、「集中力」や「達成感」はもちろん「道具をお友達と順番に使う」「先生の話を静かに聞いて工程を覚える」「分からないことがあったら手を挙げて質問する」等、
社会性を身につけることもできるのです。また、FORTUNAではお友達同士作品を褒め合う様子もみられています。
「工作」というプログラムに対し、様々な目的をもって取り組んでいるということがお伝え出来たかと思います。
これからもお子様に楽しんで参加してもらえるようなプログラムを精一杯考えていきますので、今後もよろしくお願い致します!
都筑区放課後等デイサービスFORTUNA「工作について」
研修会・講演会
22/04/16 21:03