こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
今日もまかないに、パスタ(ナポリタン)をつくりました。またナポリタン?それしか作れないの?と、ほとんどの方が思われると思います。
正直に申し上げますと、基本的な洋食は材料さえあれば殆どつくれると思います。それなのになぜナポリタン?となるのですが、それには、私の幼少期の想い出が関係してきます。
私が小学生の時(昭和40年代)に、近所の洋食屋さんで初めて食べたナポリタンの味がどうしても忘れられなくて(残念なことにその店はもうすでに無くなってしまいました)、その味を再現したいために、今、試行錯誤を繰り返しているのです。ようやく、トマトベースのソースに、牛乳やチーズ、生クリームなどを入れ、そこに少しウスターソースを入れることでそのお店の味に近づきつつあるのですが、まだ、納得はいっていません。恐らくずっとこの調子が続くのだと思います。
大学時代は家を出て一人暮らしを始めたのですが、お金も無かったので自炊を余儀なくされました。最初は米を炊いて、おかずは生卵か、おかかか、ロースハム。バイト代が入ると近くのスーパーでカップ麺やお惣菜などを買うという生活をしていましたが、お金がかかるので自分で料理を始めることにしました。
最初は上手くいかないことばかりでしたが、慣れてくると色々なアイデアが浮かび試行錯誤を繰り返しているうちに、結局は、レシピ本を買って忠実に再現するのが一番美味しく出来ることに気づき、本のとおりにつくるようになり、段々と美味しい食事をつくることが出来るようになりました。
料理が出来るようになると、自然と友だちや後輩たちが料理を食べに家に集まってきて笑顔で帰っていく日が多くなりました。その時の「美味かったわ」「めっちゃ、美味かったです。ごちそうさまでした」という言葉が嬉しくて調子に乗って料理をつくるようになりました。そのうち食材を友だちたちが持ち寄ってくれるようになったので、食材費は非常に減り私も経済的に助かりました。
何よりも、友だちや後輩たちが笑顔で「美味しかった」と言ってくれると、何か凄く人の役に立ち、良いことをした気分になりました。FORTUNAの先生たちにまかないを食べてもらった後に「美味しかったです」と笑顔でいわれるとその時のことを思い出させてくれるのです。
このことは、私がFORTUNAとして行っている活動にも似ています。
FORTUNAの活動が終わった後、子どもたちから笑顔で「今日は楽しかった」「面白かった」、「今日も一日ありがとうございました」という言葉を聞くことが、「今日一日頑張って良かった」と思え、私にとって昔のその時と非常に似たような感覚で嬉しいのです。
今は面談の真っ最中で、この一年間の子どもたちの成長について保護者の方から貴重なご意見を頂いています。殆どの保護者の方から「挨拶がしっかりできるようになった」「気持ちの切り替えができるようになった」「子どもの成長を実感出来ており、感謝しています」等のありがたいお言葉を頂き、”良かった”と安堵しながら、その子の成長に少しでも寄与できていることを非常に嬉しく思っています。
2024年度に入ると新しいお友だちもたくさん来られます。これからも、子どもたちの笑顔溢れる教室づくりを目指していきたいと思っていますので、応援とご協力をよろしくお願い致します。
都筑区放課後等デイサービスFORTUNA「ナポリタン」
教室の毎日
24/03/09 17:11