こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
夏休みも終わり、子どもたちの2学期が始まりました。
そんな中、ノロノロ台風の影響で全国各地に土砂崩れ、竜巻、停電などの災害が発生し、交通機関をはじめ甚大な被害が出ています。一日でも早く、被災された方々が元通りの生活に戻ることが出来ればよいなと思っております。
さて、こんな雨降る中、ありがたいことに先週も多くの方々に、見学や体験に来ていただきました。FORTUNAの活動に関心を持って頂き誠にありがとうございます。
そんな保護者の方からは、「放課後等デイサービスとは何なのか?」「どんなことをしてくれる場所なのか?」というご質問を受けることも多くありますので、簡単にご説明させていただきます。
放課後等デイサービスとは、国(厚労省)が定める放課後等デイサービスのガイドラインによると、放課後等デイサービスはH24年4月に児童福祉法に則り、制定された新たな支援制度です。現在は子ども家庭庁の管轄で、ガイドラインの目的としては、「障害のあるこどもやその家族に対して質の高い支援を提供するため、放課後等デイサービスにおける支援の内容や運営及びこれに関連する事項を定めるものである」となっています。
放課後等デイサービスの定義を簡単に述べますと、
「学校教育法第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く)または専修学校等に就学している障害児につき、授業の終了後または休業日に児童発達センターその他の内閣府令で定める施設に通わせ、生活能力の向上の為に必要な支援、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう」となっています。
放課後等デイサービスの原則としては、
①生きる力の育成と子どもの育ちの充実 ②家族への支援を通じたこども暮らしや育ちの安定 ③こどもと地域のつながりの実現 ④地域で安心して暮らすことができる基盤作りの推進
となっています。
また放課後等デイサービスの運営方法については
それぞれの時期のこどもの発達の過程や特性に応じた発達上のニーズ、適応行動の状況や特に配慮が必要な事項等を丁寧に把握し理解した上で、放課後等デイサービスを利用する全てのこどもをありのままに受け止めて、こどもが自分らしく過ごせる場であるという安全・安心の土台の上で、総合的な支援を提供することを基本としつつ、こどもの発達段階や特性など、個々のニーズに応じて、特定の領域に重点を置いた支援を組み合わせて行うなど、包括的かつ丁寧にオーダーメイドの支援を行っていくことが重要である。と記されています。
具体的には
①<こどもの発達の過程や特性等に応じた発達上のニーズの把握>が挙げられ、本人支援の5領域(「健康・生活」、「運動・感覚」、「認知・行動」、「言語・コミュニケーション」、「人間関係・社会性」)の視点等を踏まえたアセスメント(評価)を行うことが必要と書かれています。
②として<総合的な支援>も求められています。
<総合的な支援とは、本人支援の5領域の視点等を踏まえたアセスメントを行った上で生活や遊び等の中で、5領域の視点を網羅した個々の子どもに応じたオーダーメイドの支援が行われるものである。と書かれています。
③として、<特定の領域に重点を置いた支援>も求められています。
<特定の領域に重点を置いた支援とは、本人支援の5領域の視点等を踏まえたアセスメントを行った上で5領域の視点を網羅した支援支援(総合的な支援)を行うことに加え、理学療法士等の有する専門性に基づきアセスメントを行い、5領域のうち、特定(または複数)の領域に重点を置いた支援が計画的および個別・集中的に行われるものであり、1対1による個別支援だけでなく、個々のニーズに応じた配慮がされた上で、小集団等で行われる支援も含まれるものである>
また、こどもは家庭や地域社会における生活を通じて、様々な体験等を積み重ねながら育っていくことが重要である。そのため、「本人支援」に加え、「家族支援」、「移行支援」「地域支援・地域連携」も合わせて行われることが基本である。
と記されています。
放課後等デイサービスの内容については、
本人支援において、複数組み合わせて行うことが求められる4つの基本活動(①日常生活の充実と自立支援のための活動 ②多様な遊びや体験活動 ③地域交流の活動 ④こどもが主体的に参画できる活動)を提供するに当たっては、こどもの意見を聴きながら自己選択や自己決定を促すとともに、こども同士の関わりの中でこどもが主体性を発揮しながら参加できるよう、支援していくことが求められています。
以上、簡単に書きましたが、ご理解頂けたでしょうか?
私たちの理想も上述のように国が数多く提唱しているとおりです。しかし、正直に申し上げますと現実はそう簡単ではありません。私たちは国が提唱する理想的な環境に一歩でも近づくことができるように、諦めることなく日々努力をしております。
*放課後等デイサービスのご利用に際しては、各市町村が発行する受給者証が必要となります。また利用料は、どこの事業所をご利用になられても同じで、厚生労働省が定めた金額となっております。(世帯収入に応じて負担額は決められております)
わたしたち<放課後等デイサービス FORTUNA>の特徴は、
職員のほぼ全員(約15名)が教職員の資格(保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、養護教諭等)を所持または教職実務経験者で構成していることです。また専門的支援職員として、臨床心理士、公認心理士、認定心理士、作業療法士、スポーツトレーナー、健康運動指導士、スクールカウンセラー等の有資格、実務経験者を配置し、専門的な分野に対しても対応出来る体制を整えているところも特徴と考えています。
現在、臨床心理士による小集団における専門的支援は、紙による簡易的なものではなく様々な知育道具を用いて行っており、保護者の方々から非常に高評価を頂いております。また、今年の10月からは作業療法士による専門的支援(主にビジョントレーニング)や、運動療育においても科学的な観点からさまざまな機器を用いた療育にアプローチしていく予定です。また、グローバルな観点から語学療育には、セネガル出身の先生によるネイティブな英語やフランス語の語学プログラムも取り入れております。
FORTUNAは、職員全員がプロフェッショナルとしての自覚を常に持ち続けるように研鑽し、「預かり型」「見守り型」ではなく、「こどもが将来において自立していくために、集団における社会性の習得」を基本方針として、5領域をはじめとする上記内容にできる限り対応した運営を行っている事業所です。
FORTUNAのこのような活動に興味や関心をお持ちになられましたのなら、来年度(2025年度)の枠が残り少なくなってきておりますので、お早めに体験(要予約)にいらして下さい。職員一同、心からお待ちいたしております。
予約電話番号 045-414-2016 (月~金 午前10時~午後7時 土:午前10時~午後6時)
*送迎の都合上、電話に出ることができない場合がございます。その時は暫く経ってからお電話ください。
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