みなさんこんばんは。職員のMです。
突然ですが、私は蕎麦が好きです。
立ち食い?蕎麦なら、私は名代富士そば推しなのですが、蕎麦なら何でも好きなのです。
まあ私の舌は大したことがないのですが、そんな私でもたった一度だけ長野県の戸隠で食べた蕎麦の味は忘れられません。
お店の名前は忘れてしまったのですが、職人さんが厨房で蕎麦を打っている姿を見ることが出来る店で打ち立ての蕎麦を食べることができました。
本当に美味しく、「蕎麦職人」という言葉がぴったりきました。(気がつけば、もりそばを6枚も食べていました。)本気のものは一味違います。
他にも、どこにでもあるものですが、「何かがちがう」と思わせるものは大抵職人さんが関係しているような気がします。
FORTUNAでは、今、子どもたちに専門的な支援を行っています。行ってくださっているチームは、臨床心理士・公認心理士・作業療法士のチームでスクールカウンセラーもやられていた先生がリーダーで、認知作業におけるトレーニングを実施しています。
本日も職員室で話題になっていたのですが、このトレーニングを子どもたちに開始してから間もないにも関わらず、子どもたちに大きな変化が見られてきたというのです。
疑い深い私は「そんな早くに効果がでるのかな?」と半信半疑だったのですが、子どもたちの学習プリントや作品をみて、本当にビックリしました。
「え?○○さんがこれができたの?」「△△さんはこんなに字がキレイだったかな?」と驚くばかりです。
驚いているのは、私たちだけではありません。
保護者の方からも続々と家庭内でできることが明らかに増えており、感謝しているという言葉もたくさん頂いており、送迎後の職員室は大盛り上がり状態です。
「餅は餅屋」という諺がありますが、やはり「プロは腐ってもプロ」、「職人は腐っても職人」なんだと思いました。
校長先生はさまざまな世界で本当のプロとして闘ってこられた先生なので、以前、「職人の極意」について聞こうと飲みに連れて行ってもらったのですが、
さすが校長先生です。答えなど1mmも教えてくれず、逆に質問攻めに合いました。
しかしこれが答えだったということが、今になってわかってきました。
この質問こそが極意なのでした。簡単に言うと、自分に甘く適当に流すのではなく、わからないこと出来ないことについて徹底的にこだわることができるのが本当の職人だそうです。
居酒屋で4時間以上詰められました。
私のように「まあこのぐらいで・・・」というような人間は職人には向いていないとつくづく思ってしまいました。
職人はあくまで100点を目指し、結果にこだわる人たちなんだと思います。
だから、自分が納得いかない場合は、諦めることをしりません。やはり職人気質というか、プロとしてのプライドというか、上手くいえませんが何かが違うのです。
校長先生の平均睡眠時間は3~4時間で3~4週間に一度休まれるかどうかです。毎日、職場に来て子どもたちの様子を見てほとんど覚えて帰ります。
時々、お疲れモードに入り職員室の机の上で意識不明になっていることもありますが、子どもたちがFORTUNAにやってくると態度は豹変し、だらしないおじいさん(ごめんなさい)からビシッとした校長先生に切り替わります。
還暦を過ぎた校長先生の身体の中身はロボットなのかと思うほど、頑張ってますが、これが職人気質ということなのでしょう。
職員たちが本当のプロや職人に近づけば近づくほど、子どもたちにも大きな変化や成長がみられることがよくわかりました。
私も出来るだけ早く、療育の職人になれるように頑張っていきたいと思います。
「見せかけの愛より本当の愛」を体現していきます。
FORTUNA 職員Mの言いたい放題 「職人」
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24/11/09 02:49