こんにちは。都筑区放課後等デイサービスFORTUNAの公認心理師のK・Kです。2回目となる今回は、6歳の定型発達の「脳の発達と神経生物学」についてお伝えします。また、定型発達はあくまで目安であり、全ての6歳児が定型発達の特徴を持つとは限らないことはご了承下さい。
6歳の脳は成長段階であり、左半球と右半球の交流によって統合されていき、1~2年かけて成人の脳の大きさになります。前頭全皮質のドーパミンレベルは大人と同等で、集中力や目標設定に関する力が高まります(Sprenger, 2008)。また遊びを通して、脳の最も重要な機能の1つである自己コントロール能力を発達させます(Kestly, 2014)。自己コントロール能力は、学習面や対人関係において重要な役割を果たします。パズルやボードゲーム、手順がいくつかある活動や想像的な遊びなど、自己コントロールが求められる難しい課題を達成することで、成功体験が得られます。一方で失敗を繰り返すと、挑戦をやめてしまうかもしれません。6歳児はとくに成功や失敗に対する感受性が強く、親や教師による励ましや支援が必要だと考えられています。
次回は、「身体の発達」についてお伝えいたします。
都筑区放デイFORTUNA 「6歳児の発達心理学」②
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25/06/16 18:42