こんにちは。都筑区の放課後等デイサービス FORTUNAです。
今回は「聞く」力のチェックです。
数や単語、短文の復唱で「聞く」力をチェックしていきます。
①数の復唱
数字をランダムに1秒間隔でゆっくりと読み上げていきます。子どもにはその数字を順番どおりに復唱させます。「4,3,6,9」と言えば、「4,3,6,9」と返させるということです。定型発達児において、平均的な発達過程では、6~7歳までに5桁、9~10歳ぐらいまでに6桁が復唱できるかが目安とされています。
また、逆順に読み上げる「逆唱」では、8~9歳の児童では4桁の数字が言うことができるのが目安とされています。
②単語の復唱
それぞれ関係のない単語を、1秒間隔でゆっくりと読み上げていきます。「消防車、犬、本、みかん、日本」などです。何語まで同じ順番で正確に復唱できるかのチェックです。定型発達児においては、9歳までに4語、それ以上の年齢であれば5語以上言えることが目安とされています。
「聞く力」を調べる場合の短文の復唱においては、大人が確認することが重要となってきます。意味のない短文などを復唱させる場合、その短文を復唱できない子どもは、日常生活においても指示を聞き取れていない可能性があるからです。
確認した場合、「聞く力」が弱いかもと判断される場合、指示を出すときはできるだけ短い言葉で指示を出す。一度に多くの情報を出さない。など大人が配慮して対応することが必要です。
「聞く力」とは、耳の機能自体に問題がある場合もありますが、聴力検査に問題がなくても、言葉が聞き取りにくい子どももいます。この場合は、脳機能のなかで言語の処理をする「聴覚認知」に問題がある場合があります。そのため聞き取ることが苦手なこどもの場合、指示とは違う行動をとってしまうこともあります。
また「聞く力」が弱い原因として、言語性のワーキングメモリが弱い場合もあります。簡単に言うとこの機能が弱い場合は、話が長いと容量がオーバーしてしまい最初に聞いた話があふれてしまうことがあります。
そのため、このような疑いがある子どもに対しては、「指示は短く」が基本で、本人が理解しているかを常に確認することが重要となってきます。
FORTUNAでは、このような確認作業を職員たちがいろいろな場面で繰り返し行い、情報を共有しながら子どもの様子の変化に気がつけるように注意しています。また、聞く力が弱いのがわかったら、短い文にするだけでなく、視覚情報に対してはどうなのかを確認し、そちらからの情報理解がえられるのであれば、キーワードを板書する形で視覚的にわかりやすく説明するようにする場合もあります。
一昔前の時代では、「子どもはやんちゃで当たり前」と理解されていることも多く、ガサガサと落ち着きがないような子どもは教師から厳しく注意されつつ、良くも悪くも名前をすぐに覚えられ、教師側からすると「いろいろと気になる存在」でした。
反面、おとなしくて問題行動があまりみられない子どもは、教師からすると「おとなしくて手のかからない子」という認識をされることが少なくありません。
しかし、FORTUNAでは、「子どもがおとなしい」「静かに座っていることが出来ている」からといって安心できないと考えています。なぜなら、聞く力が弱く、「何をしていいのかわからない」「何の話かわからない」から静かにしているということも考えられるからです。
私たちはそういうおとなしい子どもであっても、描いているものを確認したり、先生が話している内容について会話をすることで、話がかみ合っているか、理解ができているかどうかの確認を怠らないように注意し、情報を共有しています。
また、学校での様子を保護者からお聞きする言葉のなかで、よくある話として、「おとなしくて問題はありません」と担任の先生から言われているということです。「おとなしい」=「問題がない」とは言い切れないのです。
時代が変わり、教師は子どもたちと昔のようにのびのびと接することが難しくなっています。そのため、本当はそれでは困るのですが、「おとなしい」=「問題がない」と認識してしまい、保護者との連携が上手くいかない場合もあり、その結果、療育支援が後手に回ってしまうこともあるのです。
後手に回るのを回避するため、FORTUNAでは、保護者の方へのフィードバック時に「よく頑張っていました」と簡単にまとめるのではなく、保護者の方には「耳が痛いだろう」「嫌な気持ちになられるかもしれない」と考えつつ、療育支援中において気になるところがあれば、できるだけ伝え情報を共有するようにしています。
次回は、境界知能についてのまとめです。
興味があればお読みください。
放課後等デイサービス FORTUNA
今回は「聞く」力のチェックです。
数や単語、短文の復唱で「聞く」力をチェックしていきます。
①数の復唱
数字をランダムに1秒間隔でゆっくりと読み上げていきます。子どもにはその数字を順番どおりに復唱させます。「4,3,6,9」と言えば、「4,3,6,9」と返させるということです。定型発達児において、平均的な発達過程では、6~7歳までに5桁、9~10歳ぐらいまでに6桁が復唱できるかが目安とされています。
また、逆順に読み上げる「逆唱」では、8~9歳の児童では4桁の数字が言うことができるのが目安とされています。
②単語の復唱
それぞれ関係のない単語を、1秒間隔でゆっくりと読み上げていきます。「消防車、犬、本、みかん、日本」などです。何語まで同じ順番で正確に復唱できるかのチェックです。定型発達児においては、9歳までに4語、それ以上の年齢であれば5語以上言えることが目安とされています。
「聞く力」を調べる場合の短文の復唱においては、大人が確認することが重要となってきます。意味のない短文などを復唱させる場合、その短文を復唱できない子どもは、日常生活においても指示を聞き取れていない可能性があるからです。
確認した場合、「聞く力」が弱いかもと判断される場合、指示を出すときはできるだけ短い言葉で指示を出す。一度に多くの情報を出さない。など大人が配慮して対応することが必要です。
「聞く力」とは、耳の機能自体に問題がある場合もありますが、聴力検査に問題がなくても、言葉が聞き取りにくい子どももいます。この場合は、脳機能のなかで言語の処理をする「聴覚認知」に問題がある場合があります。そのため聞き取ることが苦手なこどもの場合、指示とは違う行動をとってしまうこともあります。
また「聞く力」が弱い原因として、言語性のワーキングメモリが弱い場合もあります。簡単に言うとこの機能が弱い場合は、話が長いと容量がオーバーしてしまい最初に聞いた話があふれてしまうことがあります。
そのため、このような疑いがある子どもに対しては、「指示は短く」が基本で、本人が理解しているかを常に確認することが重要となってきます。
FORTUNAでは、このような確認作業を職員たちがいろいろな場面で繰り返し行い、情報を共有しながら子どもの様子の変化に気がつけるように注意しています。また、聞く力が弱いのがわかったら、短い文にするだけでなく、視覚情報に対してはどうなのかを確認し、そちらからの情報理解がえられるのであれば、キーワードを板書する形で視覚的にわかりやすく説明するようにする場合もあります。
一昔前の時代では、「子どもはやんちゃで当たり前」と理解されていることも多く、ガサガサと落ち着きがないような子どもは教師から厳しく注意されつつ、良くも悪くも名前をすぐに覚えられ、教師側からすると「いろいろと気になる存在」でした。
反面、おとなしくて問題行動があまりみられない子どもは、教師からすると「おとなしくて手のかからない子」という認識をされることが少なくありません。
しかし、FORTUNAでは、「子どもがおとなしい」「静かに座っていることが出来ている」からといって安心できないと考えています。なぜなら、聞く力が弱く、「何をしていいのかわからない」「何の話かわからない」から静かにしているということも考えられるからです。
私たちはそういうおとなしい子どもであっても、描いているものを確認したり、先生が話している内容について会話をすることで、話がかみ合っているか、理解ができているかどうかの確認を怠らないように注意し、情報を共有しています。
また、学校での様子を保護者からお聞きする言葉のなかで、よくある話として、「おとなしくて問題はありません」と担任の先生から言われているということです。「おとなしい」=「問題がない」とは言い切れないのです。
時代が変わり、教師は子どもたちと昔のようにのびのびと接することが難しくなっています。そのため、本当はそれでは困るのですが、「おとなしい」=「問題がない」と認識してしまい、保護者との連携が上手くいかない場合もあり、その結果、療育支援が後手に回ってしまうこともあるのです。
後手に回るのを回避するため、FORTUNAでは、保護者の方へのフィードバック時に「よく頑張っていました」と簡単にまとめるのではなく、保護者の方には「耳が痛いだろう」「嫌な気持ちになられるかもしれない」と考えつつ、療育支援中において気になるところがあれば、できるだけ伝え情報を共有するようにしています。
次回は、境界知能についてのまとめです。
興味があればお読みください。
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