今回は、【待つ】にまつわることについて、お話します。
学校や幼稚園、保育園の中で生活をしていると、「ちょっと待っててください」等と指示を出されることが多くあります。
「ちょっとってことは、3分くらいかな?5分くらいかな?」と
これまでの生活の中で「ちょっと」と言われた時と実際の時間を経験する中で、「ちょっと=5分くらいだ」等とその人の経験の中で、「ちょっと」という言葉の持つ意味が決まってきます。要するに、人によって「ちょっと」という意味が変わってくるのです。
皆様にとって「ちょっと」とはどのくらいなんでしょうか?
また、日本語には多くの曖昧な言葉があります。「大丈夫」「ちょっと」「少し」「たくさん」「いっぱい」「~かな」「~だろう」「~と思うけど」「かもしれない」などなどです。それこそ「たくさん」ありますね!
そして、この曖昧な表現こそ、発達障害を抱える方や子どもからすると「分からない」言葉になってしまいます。
そこで、合理的な配慮をしていくことが大事になってきます。
例えば、「ちょっと待ってて」→「5分後に行くね(タイマーや時計を見せる)」
「たくさん持ってきて」→「10個持ってきて」
等といった具体的な数値にできるものにしてあげたりすると、分かりやすくなります。
【待つ】
教室の毎日
22/03/10 18:17