今回は先日行った個別音楽療法についてのご紹介です。
この日は、A君の動きに合わせて音楽療法士が太鼓を叩き、介入しました。
A君が走ると激しく、歩くと優しく太鼓を叩き、そして動きが止まると太鼓も止めます。
最初は自由に走り回っていたA君ですが、途中から自分の動きと太鼓がマッチしていることに気がつき、動きを止めて太鼓の方をじっと見たり、歩いたり走ったり、音楽療法士の太鼓の音とのやりとりを楽しむ姿や他者への意識の広がりが見られました。
今回は職員が太鼓を叩き介入しましたが、別の音楽療法プログラムや合奏では、お子さまが太鼓を叩き、楽しむ機会ももちろんあります。
『太鼓』というよく見る楽器ですが、情緒の発散、音量の強弱による表現拡大、手の巧緻性、目と手の協応、位置記憶、音楽と動きの一体化、聴力‐運動のコントロール、身体の左右バランスなどをねらいに取り入れることで、立派な療育教材になります。
右上に写っているのは、皮の代わりに芝生を張ったタンバリンで、感覚統合の考え方を音楽療法に取り入れました。
芝生のチクチクした感触が好きな子や反対に苦手な子もいますが、A君はこの刺激が好きなようで優しくそっと撫でていました♪
音楽療法士
こぱんはうすさくら堺教室🌸
TEL:072-245-9554
いつでもご相談ください♪
【個別音楽療法】他者を認識する~人との関わり~
療育の内容
22/07/12 14:37