自閉症って?
研修会・講演会
22/07/04 15:38
自閉スペクトラム症とは?
そう言われたらどうすれば?と
初心にかえって、お勉強。
(※10回のうちの1枠のお話なので、これがすべてではありません)
まず、自閉症スペクトラム症は、
発達障害と知的障害の2つの観点から特性が決まります。
知的障害を伴うものをカナータイプ。
言葉の遅れがなく知的障害のない、
もしくはボーダーのものをアスペルガータイプといいます。
2013年のマニュアル改正と共にひとつにまとめて“自閉症スペクトラム”と呼ぶようになり、スペクトラムとは連続体(つながっていくもの)という意味があり、そのため自閉スペクトラム症の特性も幅広くなりました。
幅広くなったのと同時に軽度障害と診断されたものが、
発達障害が軽度なのか
知的障害が軽度なのかを見極める必要が出てきました。
発達検査や知能検査の後に重度ですね、
軽度ですねと数値とともに診察で説明を受ける場合も
発達障害にかかるものなのか、
知的障害にかかるものなのかを
しっかり聞くようにするとお子様の今必要な療育を
早く見つける鍵にもなるのでしっかり聞いてみましょう
なにが軽度かわからずに軽度と診断されてしまうと、
それ故に出来ないことを本人のやる気のせいにされてしまい、
本人のしんどさに気づいて貰えないということになってしまいます。
そのため、軽度・重度・中等度などの言葉に惑わされることなく、
診断の根拠になっている理由について確認するようにしましょう。
具体的な手立てを教えてもらえないと、
特性を持ちながらも暮らしていくための工夫が
分からないままになるため、
診断のついた後に質問として、
「この子の特性は、生活でどんな困り事につながりますか?」や
「どんな手立て(工夫)がよいでしょうか」など
診察でも遠慮せずに医師に質問するのもいいと思います。
自閉スペクトラム症は発達障害と知的障害の部分について
見極めるようにしましょう!
デイジーキッズでは乳幼児期のお子様が主なため、
診断を受けていないことがほとんどです。
診断や見極めが難しい場合も多いので、
日々の困りごとの解決に向け、関わり方も含め、
たくさんの選択肢をもって、一緒に悩んで見つけていけたらなと思います。