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【研修レポート2】その子の将来を見据えながら今できる支援を

研修会・講演会
こんにちは。ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は研修のご報告です。

2022年8月28日に、弊社職員が「こども発達支援研究会(通称こはけん)」にて研修を受講しました。
参考:https://kohaken.net/

今回は研修での学びを簡単に紹介します。

個別支援計画について

個別支援計画とは、「その子の将来のことまで盛り込んだ支援計画」のことをいいます。お子様の将来を見据えたうえで、今お子様が困っていそうなところ、加えて保護者様や家族の方、学校や幼稚園保育園でお子様と関わっている方から見てお子様が困っていそうなことを聞き取りさせていただき、支援計画や方針を決めていきます。

この際に、
「お子様の生きるライフステージやどの段階でどれくらいのことができればいいのか?という長期的な視点を持ちながら支援をする視点」や、「お子様の強みや長所も併せて伸ばしていき、その子らしさや育てていくような視点」が必要だと学びました。

またお子様に必要な支援を考えながら、お子様にとって何が優先順位として高いのかも、様々な職員やお子様と関わる人同士が意見交流し、支援についての意見を出し合うことも大切だと学びました。1人の偏った意見ではなく、様々な人の視点も併せて必要だと研修の事例検討等でも合わせて感じました。

個別支援計画を考える際、保護者様支援を考える際など様々な視点から支援する際に、必要な知能検査(WISC)の見方、ギフテッド支援など様々なトピックについて事例検討を通して学びました。

感想
お子様の支援を考えるときに、1⃣その子の強みを考えて支援を考える視点、2⃣あえてこの段階では、お子様の困り感について着手しない、優先順位を立てて支援するという視点が非常に新鮮でした。
例えば、言語理解が高く、言葉自体は沢山しっていて、周囲で言われていることは理解できているものの、自分でどう書いて答えればいいのかわからないお子様に対して、その背景に、WISCでいうところの処理速度が遅いから、手先が不器用なため文字を書くことに対して悪い印象をお子様自身がお持ちで、文字を書きたくないなど背景要因として考えられることがあります。
そのため、お子様の困り感に対して、お子様を多面的に見ていくことで考えていき、背景要因のどこから支援していくか考えることも必要です。
具体的には、合理的配慮が受けられそうなお子様に対して、言語理解が高いものの、自分の気持ちを文字にできづらい場合、療育者が言葉を一緒に翻訳しながら、考えていくことや、言いたいことをフリック入力、音声入力などでいったんアウトプットした後に、文書にまとめて提出するなど、アウトプットの仕方を考え、自分の言葉を外に出せた成功体験を積んでいく方法もあります。

お子様にとって無理がない形で支援を考えていくことも長い期間お子様を見守り、支援し、お子様が自己肯定感を持ちながら生き生き生きていける様にサポートするには必要な視点だなと改めて感じました。

日々の療育に生かしていきます。

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