ブロッサムジュニア流山教室です。
「日々子育てに家事に…。正直いっぱいいっぱいで疲れてしまいます。」
「子どものいいところを沢山見つけなきゃって思うけど、日々余裕がなくて…。」
あなたはこうお悩みかもしれませんね。
私たちはお子様の支援をしながら、お子様を長時間療育することで、お子様と私たちが関わっている間だけでも少しでも、保護者様が子育て以外のことに使える時間(家事やもしかしたらお子様の日々の関わり方)に使っていただけたらと思っています。
それ以外にも、日々の子育てや関わり方で悩んでいる保護者様に合わせて一人一人の状況に合わせて相談支援も行わせていただきます。
その際、「実際にどんなアドバイスをされるのだろう?」と不安の保護者様もいるかもしれません。
今回はおすすめの本を参考にアドバイスの一例をご紹介します。
参考:子育ての悩みがスッと楽になる 気楽な育児のための本: 「イライラ」「怒り」に支配されない "ゆる~い”育児のメンタル本
「●●は○○しています」実況中継で気持ちの切り離しをしてみましょう。
お子様と日々関わる中で、保護者様もつらくなってしまうこともあるかもしれません。
「もう、こんなに汚して…。なんで粘土を全体に広げちゃうのかしら?」
「もうどうして『アイス買って』って叫んで泣き止んでくれないのかしら」
日々お子様と生活を共にする保護者様は私たち施設職員に比べ、日々の連続の中でお子様と関わり、日々頑張っておられると思います。
だからこそ、つらくなってしまい、疲労を蓄積している可能性もあります。
その際、保護者様の気持ちを少し切り離すためにも、お子様がしている行動を実況中継してみるのはどうでしょうか?
お子様が行う行動の中で、「注目行動」と呼ばれ、お子様が人にかまってほしくて行う行動もあります。注目行動が行われる一要因として、例えば、十分にその子だけにかまってあげられない環境で、その子が何らかの行動(例えば、離席、部屋からの脱出)を行った際に、人にかまってもらえた経験(=成功体験)で、わざとその場にそぐわない行動をする場合があります。実況中継をし、お子様にお子様がしている行動を優しく伝えていく中で、保護者様の見守りを感じ、お子様もさほど注目行動を行わなくなる可能性もあります。
加えて、お子様の行動を実況中継していると、お子様が行っている行動の意図が見えてきて、少しイライラすることが減る可能性もあります。
例えば、口でペットボトルのふたを開けようとしているお子様がいるとして、「あ、汚いからペットボトルのふた入れちゃダメでしょう」と保護者様が発言した際に、お子様の様子を見ていると、ペットボトルのふたを口で開けようとする前に、手で開けようとしたけど上手に開けられない場面や、「あけて」をいおうと保護者様や周囲者に助けを求めようとしたけれど上手にタイミングが合わずに開けられなかった可能性もあります。
その場合、ペットボトルのふたを口で開けないで済むように、
・手であげられるように指先や手首の動作を上手にできる様に支援する
・「あけて」が言える様に要求語やサインが出せる様に練習する
・ペットボトルオープナーのようなツールを購入しお子様が一人で使える様に支援する
等様々な解決方法が考えられます。
お子様の行動を見守ることでお子様の行動の背景が少し見えてきて、「なんでこんな行動するのかわからない」というお子様の行動が1連の流れで見ることができ、保護者様のイライラが減る可能性もあります。
ちなみに、お子様に対してこのように「実況中継」するような療育は、「インリアルアプローチ」と言われお子様の行動を言語化することでお子様自身が言葉を知る機会となり、発語が増える可能性も有ります。
※もしよければ「インリアルアプローチ」にも触れた記事が掲載されているのでよければご覧ください。
参考:https://h-navi.jp/support_facility/facilities/161615/blogs/299780
とはいえ、逆にお子様の行動を見ていて実況中継しているだけだとイライラや不安感がたまる保護者様もいらっしゃるかもしれないので、もし保護者様一人でしんどいな…と感じた場合、何かあれば私たちにお声掛けいただけましたら幸いです。
まとめ
いかがでしたか?お子様の日々の生活を支えていらっしゃる保護者様は非常に大変だと思います。だからこそ、保護者様一人で抱え込まず、よければ私たちも保護者様の荷物を一緒に抱えさせていただきながら、保護者様の負担を軽くするお手伝いができればと思っています。
何かありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
保護者様が気持ちを穏やかに過ごせるヒント①
療育マメ知識
22/09/11 08:07