こんにちは。ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は、ステキなブログをご紹介します。
児童発達支援・放課後等デイサービスで働いていらっしゃるなむさんのブログです。
参考:https://note.com/ryugu_freepass/n/n3877383f3c9f
実際に現場で行っている遊びの例を惜しみなくブログに紹介してくれています。
今回はなむさんのブログを見させていただきながら、私たちの療育の中で使えるエッセンスをお伝えします。
①子どもの世界に入れてもらう。
子ども達はそれぞれ遊びの中で自分の気持ちを表現したり、遊びを再現することで記憶の整理をしたり、遊びで何かを創造することで、達成感を感じたり、遊びを通して様々なものを得ることができます。
そんなお子様の遊びですが、お子様の遊びの世界はお子様それぞれの世界観があります。
お子様の世界の中では、大人からみれば「このおもちゃの遊び方はこんな遊び方もあるんだよ」と感じるかもしれませんが、お子様の世界観やお子様の思いの中では違う遊びがあるのかもしれません。
まずはお子様の世界に入りながら、お子様の言動を真似してみたり、お子様のやっている行動を実況中継することで、お子様の世界の中の登場人物として支援員を入れてくれるかもしれません。
特にお子様の中には、逆模倣と言ってお子様の行動の真似っこを支援員がする行動に対してお子様が嬉しいと感じる可能性があります。その為、お子様によっては、逆模倣やお子様の行動を言語化することで、支援者に興味をもってくれ、世界の中に入れてくれるかもしれません。
②お子様の世界の中で、お子様の好きなものと組み合わせて遊びを提案する。
なむさんは、ブログで多様な遊びを提案してくれています。
例えば、オフィスチェア遊びです。これは、椅子をくるくる回すことで、揺れる感覚を与え、例えば、普段からくるくる回るお子様にとって好きな感覚でお子様を満たすことができます。
お子様にとって必要な感覚を入れていくことでお子様の気持ちが安定する場合もあります。
またオフィスチェア遊びを通して目を使って、眼球運動を促したり、回転する椅子の上でバランス感覚をつかむことで良い姿勢で座る練習になるかもしれません。(良い姿勢で座ると、回転するいすでも滑り落ちることは少ないです。)
ただこの遊びも単に提案するだけではつまらないかもしれません。お子様の興味のある遊びの世界の文脈である遊びを提案するとお子様の気持ちに無理なく遊びを提案できるかもしれません。
③まとめ
いかがでしたか?
今回はステキな遊びのアイデアをお持ちのなむさんのブログを紹介しながら療育について考えていきました。
私たちもお子様の1人1人の世界観を大切に療育を行っていきます。
お子様の状況や保護者様のニーズを総合的に考えながら、お子様一人一人に寄り添います。
育児のことや子育てでお悩みの保護者様がいらっしゃいましたらいつでもご連絡ください。
自由な遊びの中で、子どもの「出来た!」を増やしていく。
療育マメ知識
22/10/14 11:05