ブロッサムジュニア流山教室です。
今日は間違い探しの療育的な意図について簡単にご紹介します。
ブロッサムジュニアに通うお子様の中にも、個別療育の中で間違い探しを行うお子様もいます。
楽しそうにやってくれていますが実際に間違い探しにはどんな療育意図があるのでしょうか?
簡単に5つあるのでご紹介していきます。
①間違い探しの療育的意図5つご紹介
では早速間違い探しについてどんな効果があるかご紹介します。
⑴目を使った運動になる。
目を動かして左右ないしは上下の絵を見て違いがあるか探します。目を使った運動となります。また、後述する形の違いや色の違いを見分けるトレーニングにもなります。
⑵同時に2つのものを考える力が付く。
間違い探しをするとき、左の物をみて、よく覚えておきながら、右の絵を見る必要があります。右ばかりに集中していては間違いに気づかない可能性がありますし、左ばかり気を付けていても気づけない可能性があります。同時に目を向けながら間違い探しをし、同時に2つのものを考える力を身に着けていくことができます。
⑶ワーキングメモリを鍛える。
ワーキングメモリとは、「脳に1次的に情報をとどめておく記憶の一種」のことを言います。
堅苦しい言葉のようですが、日常的にも私たちはよくこのワーキングメモリに頼って行っています。
・人と会話をする際に、相手の会話を覚えておきながら返答する。(聴覚的なワーキングメモリ)
・黒板を見ながら、1次的に黒板に書かれた文字やイラストを覚えておきながらノートに写す(視覚的なワーキングメモリ)
ワーキングメモリに関しては、以下に詳しく載っています。
参考:https://h-navi.jp/support_facility/facilities/161616/blogs/325868
これらの力は間違い探しでもつけることができます。特に間違い探しの中でも一時的に絵のイメージを覚えておいて、左右に見比べる力を付けていくことができるので、細部を気にしながら、一時的に片方の絵を覚えておいて見比べる力をつけることができます。
⑷形の認知や色の認知を鍛えていく。
間違い探しでは、似た色や似た形を見比べる必要があります。その為、同じような形を見て違いを見つけていく必要があります。
間違い探しを通して細部まで気にし、この形はこのような構成要素で形が作られていると気づくなど形の認知を増やしていくことができます。
⑸言葉で報告する練習になる。
間違い探しに対して、お子様の発達年齢によっては言葉ないしはサインで間違いを報告する練習になります。この課題を通して、相手に何かを伝えるという練習にもなりますし、お子様によっては相手に分かりやすく伝える練習もすることができます。
いかがでしたか?間違い探しの療育的な目的の一部5つをご紹介しました。
②まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
私たちは保護者様のニーズに合わせながら、お子様の今の困り感、これから生じる可能性のある困り感についてもその困り感の背景を考えながら支援を行っています。
またお子様に対する療育について、お子様の興味関心やお子様の気持ちを第一に考えながら療育を行っています。
何かありましたらいつでもご連絡ください。
間違い探しの療育的な5つの目的について
療育マメ知識
22/11/25 10:47