ブロッサムジュニア流山教室です。
今回はストレスとストレスの解消の仕方について解説します。
ストレスと聞くと「私もあるわ…」と感じる保護者様も多いかもしれません。
ストレスについて、普段お子様の育児や家事を頑張られている保護者様も抱えておられるかもしれません。
ストレスについて、そしてストレスの対処法についてご紹介します。
①ストレスについて
ストレスとは、生理学者セリエが提唱した「外界のあらゆる要求に対する身体の非特異的反応」のことを言います。身体の非特異的反応とは、「気温が高いと汗をかく」と言ったようなある刺激に対して、決まったような反応のことを言います。
外界からの刺激により、生物が緊張すると、生体内に非特異的反応が起こると考えられ、この反応を「ストレス」と呼んでいます。
簡単に例を上げると、上司に無理難題を指示されて、仕事を続けると、胃の調子が悪くなり、嘔吐したり、腫瘍ができたり、過敏性腸症候群になる可能性があります。このような、ストレスの外的な要因を「ストレッサー」といい、ストレッサーによる反応を「ストレス反応」と呼んでいます。
ストレス反応のうち、一時的な症状で数時間から4週間程度で治るものを急性ストレス反応と呼んでいます。
このように人は常に外界からの刺激にさらされ、その刺激の大きさや頻度や程度によっては、ストレスを抱え、ストレスが過多の場合、精神疾患となる場合が考えられます。
②ストレスとストレス解消法・ストレスコーピングについて
ここまでストレスについて考えてきました。ではストレスを減らしていくにはどうすればよいのでしょうか?
ストレスを減らすには、「コーピング」と呼び、ストレスを減らしていくような対処法を試していくのも効果的です。
ストレスを減らしていくには、「情動焦点型コーピング」、「問題焦点型コーピング」のようなコーピング術があります。
※その他のストレスコーピングとして、直面している困難な問題に対して、見方や捉え方を変えて、良い方向に考えるような「認知的再評価型コーピング」、上司や同僚、家族に相談したりアドバイスを求めたりする「社会的支援探索型コーピング」等があります。
参考:坪井 康次(2010)ストレスコーピング —自分でできるストレスマネジメント—
・情動焦点型コーピングとは、問題に対する感情的や情動的な反応をコントロールさせ変化させるコーピング術です。
→例えば、「試験前で気持ちがイライラしているが、試験後に予定している楽しい旅行やショッピングを思い浮かべたら落ち着いてきた」、「会社で嫌なことがあったが、休日は趣味のスポーツをすることで気持ちを発散させた」の様な内容です。
・問題焦点型コーピングとは、ストレスの背景や問題を明確化し、別の解決方法をみつけストレッサー自体を改善し、問題自体を取り除くことができます。
→例えば、上司に働きかける、仕事量の変更や仕事の内容の変更を働きかける、転職・退職をする、部署を異動する等が考えられます。
ストレスを減らすために、ストレスから付随する不快な感情を減らしていくか、ストレッサーの元を変化させていくかでコーピングの仕方は変わってきます。
その人一人ひとりのおかれている状況に合わせてどのようなストレスコーピングをすればいいか考えていくと良いと思います。
③気持ちを切り離し、ストレスから離れることで、「あなた」も「あなたの大切なひと」も守れます。
ストレスから離れ、気持ちを楽にできることで、あなた自身もあなたの大切な人も守れるかもしれません。
育児をするうえで、不安な気持ちや多忙になってしまい、ストレスがかかってしまうかもしれません。
その時、ストレスのコーピング法として、社会的探索型支援コーピングを通して、私たちのような社会資源に繋がって支援を広げていくことも可能です。
加えて、問題解決型コーピングを使い、ストレッサーに対してどう働きかけるか一緒に考えることもできます。
何かお力になれることがあればお気軽にご連絡ください。
ストレスとストレス解消法とコーピング
その他
22/11/01 08:57