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ブロッサムジュニア 流山教室のブログ一覧

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ピグマリオン効果|集団で子供たちが過ごすとどんな効果が?

その他
ブロッサムジュニア流山教室です。

今回は、「集団で子どもたち同士や支援者と子どもが関わるとどんないいことがあるんだろう?」ということについて考えていきます。

私たちの事業所では、集団プログラムと個別プログラムの2つを行っております。
その中で、個別療育でお子様に「できた!」の体験を通して自信を付けてもらいながら、集団療育で個別療育で出来たことが般化できるのか?また人と上手に関われるのか見つめながら、お子様にどんな支援が必要かトータルで考えながら支援に当たっています。

では、今まで個別療育についてはいくつかご説明をしましたが、集団という形態や集団療育はどのような面で子ども達にとって効果があるのでしょうか?

①集団の効果1|ピグマリオン効果

集団の中で学ぶことで、お子様に良い影響や様々な刺激が入る可能性があります。
第1に、「ピグマリオン効果」と呼ばれ、「誰かに期待を持たれることで、期待を持たれた人がその期待にそったものになろうとする」という効果が有ります。
1964年にアメリカ人の教育心理学者ローゼンタールという人によって提唱され た「人は期待されたとおりの成果を出す傾向がある」と言われ、のちに広がった概念です。
参考:https://schoolnet.edu.city.yokosuka.kanagawa.jp/schoolnet/element/102natsushima/tayori/27-52.pdf

子どもの可能性を信じ、子どもに対してあたたかく見守っていき、子どもに対して絶えず期待していくことで、子どもが望ましい方向性に成長していく可能性があります。


②集団の効果2|社会的促進・社会的手抜き

集団の中で、人がいるからこそ、仕事を頑張ったり、逆に手を抜いてしまうケースがあるかもしれません。
これらも集団だからこそ経験できることになります。
「社会的促進」と呼ばれ、「同じ仕事を個人でするよりも他者とすることで、仕事の能率があがるような現象のこと」をいいます。
逆に、「社会的手抜き」と呼ばれ、「課題の遂行で人数が多いほど1人当たりの遂行量や能率が低下すること」と言われています。

③集団の効果3|社会的ジレンマ

社会的ジレンマと呼ばれ「集団の構成員が個人の利益を追及することで、集団全体の不利益を生じさせてしまうこと」があります。
例えば、A君がすべりだいを一刻も早く滑りたくて、お友達をぬかして滑ったとします。その際、A君だけの目線で見れば、自分の要求を叶えるために滑ることで、自分の要求が叶ったとA君は良い思いをします。ただし、滑り台を並んでいる人から見れば、「ルールを守らないAくんがいることで、本来よりも順番待ちが長くなってしまう可能性がある」ので集団全体で考えると不利益を被っています。その為、社会の中でルールを決め、ルールにのっとって生活することである程度、個人の要求のみを追求し、集団が不利益になることはないかもしれません。

このように、集団内で起こるような「自分は○○って思っているのに、みんなは●●って思っているからできない」のようなことが起きるかもしれません。

いかがでしたか?集団による影響はいくつも考えられます。

私たちの事業所では、個別療育と集団療育の形態で療育を行っています。
このように集団療育も行うことでお子様にとって様々な経験ができる可能性があります。

何かありましたらいつでもご連絡ください。

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