ブロッサムジュニア流山教室です。
今日は人の適応規制と呼ばれ、人がつらい状況になって適応状態が崩れたときの対処法についてご紹介します。
弊社に通うお子様の中にも、様々な環境の中で頑張っておられ、葛藤状態にあり、苦しんでいるお子様もいます。
その中でも、社会的に望ましい考え方に変えていくことでお子様自身が生きやすくなる可能性があります。
今回は適応機制について、実際のシチュエーションを基に考えていきます。
①適応機制一例
では早速適応機制について解説していきます。適応機制とは「欲求が満たされそうにないときや自分にとって不都合な事態となること を避けたい時、心身の緊張や不安・悩みなどをやわらげ、心の安定を保とうとする働きのこと」を言います。
参考:2016_hotai_18.pdf (nhk.or.jp)
自分の気持ちが何らかの環境要因もしくは、何らかの不都合な事態によって欲求が満たされず気持ちが不安定になったときその人を支える方法のことを言います。
適応機制にはいくつかの種類があり、「知性化、合理化、退行、抑圧、投影、同一視、昇華」があります。それぞれ簡単にご紹介していきます。
⑴知性化…自分が受け入れられない事態を、難しい言葉で抽象化し意味づけすることで強い感情と向き合うことを避ける適応機制です。
⑵合理化…自分が受け入れられない事態を、自分の都合のいい解釈で正当化し、気持ちをコントロールする適応機制です。
⑶退行…自分にとって耐え難い状況になった際に、自分の発達段階よりも未熟な前の段階に戻って自分を守ろうとする防衛機制です。
⑷抑圧…自分にとってできないものを心の中に押しとどめてしまい気持ちを閉じてしまう。
⑸投影…自分の中で受け入れられない部分に対して、他人にあるものとみなし(押し付けて)、自分をだまして相手の性にしてしまう防衛機制です。
⑹同一視…自分があこがれるものを自分であるかのようにみなし、満足や心の安定に持って行こうとするような防衛機制です。
⑺昇華…自分の満たされない感情を世の中に受け入れられるような形で置き換 えて表出する防衛機制です。
いかがでしたか?これらが適応機制と言われています。嫌な気持ちや辛い気持ちを様々な心の機能によって調整しているのです。
②適応機制と上手に付き合っていく方法
適応機制と上手に付き合っていくことで、お子様が辛い気持ちに折り合いをつけ、社会的に望ましい形で気持ちを発散させることが出来ます。
3まとめ
いかがでしたか?簡単に今回は適応機制についてご紹介しました。
お子様が葛藤状態にある時、社会的に望ましい形で気持ちの折り合いを付けられるように、それ以上に気持ちの整理が出来る様に支援できるようにしていきます。
何か興味がありましたらいつでもご連絡ください。
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22/11/12 17:39