ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は、個別療育での取り組みについてご紹介します。
今回はあるお子様の事例を通してブロッサムジュニア流山教室の個別療育ではどのような療育をしているのかご紹介していきます。
①ある目標に対して、考えて、実行して、振り返りをする経験
こちらは担当の児童と一緒に立てた紙タワーです。よくチームビルディングの研修等で使われる内容です。
※今回は岐阜県で発行されている資料を参考に個別療育をやらせていただきました。
参考:https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/101354.pdf
子どもと支援員とで、最初に置かれている(すでに支援者が立てておいた)紙タワーに勝てるように紙を並べていきます。紙タワーをどうしたら今あるタワーに勝てるのか、自分はどの役割をするのか話し合います。
話し合う中で、相手の考えと自分の考えには同じものと違うものがあるという共通点と相違点に気づけるように視覚的に書いていくことで一緒に気持ちや考えを整理していきます。お子様の気持ちを大切に役割を決めながらゲームをしてみます。
勝ち負けの課題でも、いざ対人とのやり取りでの勝ち負けに比べ、(事前に支援員が作っている紙タワーではありますが)、仮想敵のような印象もあり、その場面で仮想敵に勝てなくても、相手から「やったーぼくかった!」と言われることもないかもしれないので、自分の負けたときの気持ちを整理して、一緒に支援員と振り返ることができるかもしれません。
※衝動的な気質がある、一生懸命なお子様の場合、他人にあおられたり、無邪気に勝利を喜ばれてしまうと、余計悔しくて、怒ったり、暴言を吐く可能性があります。その為、仮想敵を相手に勝負すること、支援員とチームを組んで戦うことで気持ちの整理が出来るかもしれません。
②勝負の中で、お子様の得意と苦手を組み入れながら、できた!の場面を作っていく
勝負の中で、例えば塔を建てる際に、微細動作(テープをくっつける、紙を丸める)を行うこともできます。バランスを見て、場所を調節できるように考える力(この部分にばかりものを置くと塔は倒れるかもしれないとイメージする力)も育むことができます。
お子様の強み弱みに合わせて、ルールをうまく変えながら、お子様には楽しんでもらいながら、療育を行っていくことができます。
③まとめ
いかがでしたか?今日はお子様の個別療育の一部についてご紹介しました。
何かありましたらぜひいつでもご連絡ください!
協力して戦って勝ち負けの受容が寛容に|個別療育レポート⑧
教室の毎日
22/11/17 18:45