ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は少し踏み込んで私が関わった不登校経験のお子様との経験についてご紹介します。
私は以前不登校の経験があり、周囲の方に助けてもらったことから、同じように悩む子に対して恩送りをしたいと感じ不登校の子を対象にした家庭教師を10年ほど行っていました。
その中でも印象的だった事例を1つご紹介させていただきます。
※こちらの事例は私が以前担当したお子様です。本人の許可をもらい記事を執筆しています。
①学校に怖くて行けない…。
私が以前担当したお子様との出会いは彼女が高3の夏ごろでした。
彼女は小さな島に暮らしていましたが、みんなが顔見知りの町で過ごすことにとても苦しくなって学校に行けず不登校になったそうです。
例えば、小さな愚痴や小さな悪口によって小さいいじめが頻繁に起き、誰を信じていいのかわからなくなってしまい、不安が強くなったと話してくれました。
学校に行けないことにより、外に出る機会が激減し、人と関わる機会があまりなくなりました。
心配した保護者様が、もっと広い環境にいくことでお子様が少しでも気持ちが変わるのではないかと都会に異動希望を出し、高3の春ごろに引っ越しをしました。
家族が彼女に気持ちを寄せ、寄り添ってくれたことが彼女はうれしくて、次良く学校では学校に行けたらなと思ったそうです。
②勉強についていけない…。何もわからない。
その一方で不登校の間、彼女は家でどう勉強していいかわからなかったと言います。転校先の都会の学校では、勉強の進度が早く、何をやっているのかわからず不安になったと言います。おまけに、赤点をとってしまい卒業も危うくなってしまいました…。
その為、学校にせっかく行けるようになったのに怖くなってしまったと言います。
そんな時、彼女の家庭教師として私ははじめて彼女のご家族から依頼をいただきました。
③まずは楽しい時間になるように私が出来ることを考えよう。
彼女と初回面談をした時も保護者様は「多くは望みません。彼女が卒業できればいいんです…」と話してくれました。
家庭での様子や今までの経緯もすべて話してくれ、彼女とコミュニケーションを楽しみながら学習支援を通して卒業できるように支援して欲しいとのことでした。
とはいえ、彼女は今までの学習習慣や学習に対する自信も失っていたため、コミュニケーションを通して関係性を構築し、まずは何の勉強であればやってくれそうか考えていきました。
彼女がたまたま好きなマンガが教師も知っているマンガでよく会うたびに話していました。そのマンガの主人公は海外で英語を使った仕事に就きたいと考えていて、英語に興味を持ってくれました。その為、英語から学習支援をはじめました。
英語の学習支援をはじめると、最初は抵抗感があり勉強の話をしても、雑談に脱線してしまうことがありました。その一方で少しずつ授業の中で成功体験を積んでいくと、少しずつ宿題をやってくれたり、考え抜く姿が見られました。
学習支援を通して、自信を付けたタイミングで学校の定期テストがやっていきて、赤点脱出をすることが出来ました。徐々にできることが増えていった彼女は、だんだんと学校を卒業することだけでなく、卒業した後のことを考え始めました。
④まとめ
いかがでしたか?
今回は私が以前担当したお子様の一部をご紹介しました。
弊社では学校に行きにくさを抱えたお子様も、お子様の状況に合わせて支援させて頂けたらと思っています。何かありましたらご連絡ください。
私と不登校|好きとできたを沢山積む中で見える世界
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22/12/03 09:52