こんにちは🌈
「発語は興味関心が育つと出てくるようになる」といいますが、「興味・関心」が育っていれば、発語以外にも伸ばすことができます😊
興味・関心はそれほど吸収力の高い力であるということです✨
ただ、自閉傾向の強いお子様だと、その「興味・関心」を育てることが難しい場合があります。ICD(国際疾病分類)では、自閉傾向の行動特性として、①相互的社会的関係の難しさ、②限局性の反復的な行動傾向、③コミュニケーションの質的障害があります。
つまり、①人の表情や雰囲気の読み取りが難しく②限定されたものに強い興味をもちやすく(こだわり等)③話の流れが読み取りにくいのです。
興味の範囲が狭い傾向にあり、コミュニケーションが本質的に苦手となれば、「興味関心で発語が伸びる」という期待だけをアテにすることはできないです。
星とたんぽぽで取り組むABA(行動応用分析)では、その子に表れた行動に着目します。発語が無くても、自然に出ている単音を拾い、得意な単音から伸ばしていきます。(音声の模倣を行います)必ずしも母音から始めていくわけではありません。「ぱ」や「が」のような破裂音が出しやすいお子様も多いからです🎵実際に音声の出る場面や状況を作り、行動として表出させます🤗
音声が出たら強化を行い、音声の出る機会を増やします🎵音声の表出はプロンプト(手助け)が難しく、また嫌になってしまうと進みにくい分野でもありますので、その子のペースに合わせてゆっくり取り組んでいます🙌
もうすでに、一語文以上が出ているお子様もいれば、クーイングのような単音のお子様もいます。
遊びやかかわりの中で自然に出た音声も大切にし、どの音がでたのか、どの音が苦手なのかも見極めながら支援しています🥰
期待だけをアテにはしません😊発語について
教室の毎日
22/10/19 10:39