児童発達支援事業所
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きは なんにも いわないの

絵本・書籍
いきちかレンジャー🌈ペガサスです♪

今日は、わたしたちスタッフが
日々気をつけていることがわかる絵本を
ご紹介したいと思います。

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「きはなんにもいわないの」
片山健 著
復刊ドットコム 刊


お父さんと一緒に公園にでかけたすーくん。
「お父さん、木になって」とお願いして
お父さんは一本の木になりました。

しかし、すーくんは、なかなかうまく登れません。
「お父さん、どうやって登るの?」と聞きますが
木になったお父さんは何も言わずに
ずっと見守ります。
だって、木はなんにも言いませんから。

すーくんは、がんばってがんばって
やっと一人で登ることができました!
見晴らしの良い木の上で
虫や鳥を見たり楽しんだあと
降りるときも、やっぱり一人です。
木(お父さん)は、何も答えてくれません。


なんとかがんばって
ようやく木から降りて来られると
木はお父さんに戻っていました。

「ねえねえ、お父さん。
どうしてずうっとだまっていたの?」
と、すーくんが聞くと
お父さんは
「木はなんにもいわないの」
と一言。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

わたしたち大人は
子どもたちが何かに困っているとき
何に困っているのかわかることが多いです。


・カバンのチャックが閉められない
・服のボタンが留められない
・自分では取れない何かを取って欲しい などなど


その子がこのあとどうするのか
あえて近くで見守っていると
子どもたちは
ジェスチャーで訴えてきます。

そんなとき、わたしたちは

「こういうときはね
手伝ってっていうんだよ。
言ってみて」
と促します。

そして
ちゃんと「手伝って!」と言えたら
手伝います。
そして「ちゃんと言えたね!」と
認めて、一緒に喜びます😊

一度教えたぐらいではできません。
日々何度も繰り返し教えていきます。
きっと100回では足りないけど、そんなの当たり前です。
そんなもんです。

そのうち、自分から
「〇〇さん、手伝って!」と
言えるようになってきます。


そうやって
できたことの喜びを感じたり
自分に自信が持てたりして
今度は少し難しいことにもチャレンジしようという
意欲がわいてきます。



また、モンテッソーリ教育では「お仕事」と呼んでいる
いろんな教具を使った活動があります。


特に指先を使った活動では
最初はすぐにあきらめてしまっていた子が
いつの間にか長時間イスに座って集中できたり
「もう一回!」と、できるまで粘ったり・・・


その結果
・カバンのチャックの開け閉めができるようになったり
・服のボタンを自分で留められたり
・着替えた服をきれいにたためるようになったりします。


そして、できたときの喜びを
わたしたちスタッフに
「見て!見て!」とうれしそうに
見せに来てくれて
みんなで一緒に喜びます♥
こうやってできることを一つずつ増やしていきます。



わたしたちが、こんなにも粘り強くいられるのは
もちろん、療育の仕事だからというのはもちろんですが
それ以前に
その子の未来を考えているからです。

もし、何でも全部大人がやってしまったら
その子は、自分では何もできない子になってしまいます😣
いつまでたっても
自分の気持ちを相手に伝えられない。
困っても助けを求めることができない。
伝え方を知らないので、当然ですよね。
でもそれでは、社会生活をスムーズに送ることができません。
それくらい、生きていく上でとても大切なスキルなんです。


今は未就学の小さな子どもですが
いずれは小学校に上がり
そして18歳になると療育の事業所から卒業し
社会に出ていきます。


いきちか3に通えるのは
長い人生のうちのほんの一時期ですが
この乳幼児期が
生きていく上で一番大切な
「土台を作る時期」だということをわかっているので
わたしたちスタッフは根気強く
一人ひとりに合った進度で
一人ひとりに合った伝え方で
身の回りのことが少しでもできるように
上手にコミュニケーションが取れるように
療育しています。



ご紹介した絵本では
すーくんは、困りごとをちゃんと伝えることができていましたが
お父さんは教えてくれませんでしたね。
でもそれは、自分でチャレンジすることが
すーくんにとって大切な経験だと思ったから
お父さんは何も言わずに
ずっと「見守っていた」のではないでしょうか。


小さな子どもなので
かわいくて、何でもやってあげたくなっちゃうけど
それでは、その子の成長の機会を奪うことになってしまう。

だから、わたしたちスタッフは
手伝っていいときと
時間がかかっても自分でやらせるときを
常に考えながら対応しています。



・身のまわりのことが自分でできるようになる
・できないときは、誰かに助けを求める


実は、ほとんどの子どもたちの
個別支援計画書の課題には
この2つが挙げられています。

みなさんのおうちでは、いかがですか?
わかっていても、根気強く、気長に見ることができなくて
イライラしちゃうこともあるかと思います。
つい、先回りしてやっちゃうこともあるかと思います。
当然です。


困ったときは、お一人で抱え込まず
遠慮なくスタッフにご相談くださいね。
いきちか3と、ご家庭、そして通われている園と
上手に連携を取って行けたらと思っています。

お子さんが毎日楽しく過ごしながら
いろんなことにチャレンジして
できることを少しずつ増やしていけるよう
いきちか3スタッフ一同
全力で関わっていきたいと思っています。
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